Alison Brown Quartet(鎌倉比企谷妙本寺)-鎌倉・ナッシュビル市民交流事業
「月の出を待ちながら-Waiting for the Moon in Kamakura」というネーミング通り、日の入り前の5時開演、比企ヶ谷(ひきがやつ)の樹木にカラスが鳴きながら帰って来、どこかで犬が吠え、演奏が進むにつれて月が昇る。
Alison Brown (アリソン・ブラウン) は初めて聴いたが魅せられた。
彼女の経歴はなかなかかわっている。
1962年コネチカット州ハートフォード生まれ。8歳でギター、10歳でバンジョーを始める。16歳のときブルーグラスのミュージシャン、Stuart Duncanと知り合い演奏旅行。カナダのバンジョーコンテストで優勝。
しかしそのままミュージシャンにはならずハーバード大学に進学。歴史と文学を学ぶ。卒業後さらにUCLAでMBA〔経営学修士号)を取得。
同時に在学中にも音楽活動を続け、2000年にはグラミー賞を受賞。現在はカルテットを率いて国際的に活躍している。
合間の語りでアリソンは言う「ブルーグラスの世界をのぞいて見ると、旨いバンジョー奏者はいくらでもいた。そのなかで自分はどうオリジナリティを出せるのだろうかと試行を続け、曲は自分で作ることにした」
彼女の曲と演奏は、伝統的なブルーグラスの枠を超えてジャズ(ピアノのJohn R. Burrという人が素晴らしいジャズ的センス)ともロックとも溶け合ってフュージョンとしかいいようがないが、しかしカントリー、フォーク的な、またアメリカの家族愛的な芯があるなという印象。
かつて共演したこともある日本人のギター奏者、三味線奏者、歌手などやアリソンの子どもたちも加わって、和やかな宴。
下山時、古木と苔むした石畳を通ってくるひんやりした風が心地いい。
10 9, 2011 01.私の好きな鎌倉の風景, 13.音楽の楽しみ | 固定リンク
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