Alex Roman の映像作品
デザイン学科3年生向けで「企画」について今5回ほど授業をやっています。
企画者自身をどうプロモーションするかという例で、スペインの映像作家 Alex Roman(1979〜) の作品を観せました。
15歳からパソコンでコンピュータ・グラフィックスをやり始め、VFX(ビジュアルイフェクツ)の会社に入り3Dデザイナーになり、その後建築会社に勤務していたとき、建築写真家によっていかに建築物の表情が違って見えるかに気付きます。
マドリードに移って、自分の好きな建築の巨匠、ルイス・カーン(Louis Isadore Kahn, 1901〜1974)の作品(バングラデッシュ国会議事堂、ソーク研究所、フィリップ・エクスター・アカデミー図書館など)を題材に個人映像作品『The Third & The Seventh』を2009年に作りウェブで発表しました。
カメラアングルと動き、カット割り、画面構成、テクスチャー表現、被写界深度とライティングの設定、ドラマティックな驚きなど実に素晴らしいもので、これが全編完全にCGとは言われても信じられないほどです。
それが認められて作ったスペインの大手キッチン設備メーカーのTVCM『Silestone -- 'Por Encima de Todo'』も見事です。これもすべてCGです。
『Exeter Shot -- Making Of』では、あえて制作プロセスを明かしています。
ウェブ上のGoogle Earth 3Dギャラリーから建築データをダウンロードし、3ds Maxでモデリング・アニメーションを行い、テクスチャを加え、V-Rayでレンダリング、AfterEffectsで映像効果を加える。
これはプロセス的にはソフトウェアの使い方さえ覚えれば、やろうと思えば誰でもできることです。
彼は笑って言うでしょう。
そこから先、なにをどう表現するかが問題さ。
Alex Romanの作品
The Third & The Seventh
Silestone -- 'Por Encima de Todo'
Exeter Shot -- Making Of
12 8, 2010 11.教育と学びのデザイン, 12.写真・映像・映画・演劇 | 固定リンク
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