今朝のおはよう-434 風知草
風 知 草 陽 を 浴 び せ 大 晦 日
修繕工事が半年ぶりにようやく終わり、シェルチェアを庭に出しました。
日陰に追いやられていた風知草の鉢ももとの場所に。
春にはまた芽吹くだろうか。
過去記事:
今朝のおはよう-401 風知草(2010年05月05日)
12 31, 2010 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
風 知 草 陽 を 浴 び せ 大 晦 日
修繕工事が半年ぶりにようやく終わり、シェルチェアを庭に出しました。
日陰に追いやられていた風知草の鉢ももとの場所に。
春にはまた芽吹くだろうか。
過去記事:
今朝のおはよう-401 風知草(2010年05月05日)
12 31, 2010 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
友人からこれ面白いね、とiPhoneアプリ「ナカマップ」(KAYAK.Inc)で設定したグループに招待され登録してみました(彼と私だけですが)。
これはメンバーを特定(家族、恋人、飲み仲間…)してグループを設定し、それぞれの位置情報をバックグラウンドで収得して顔写真付き(歩いている足付き)で共有表示するというアプリ。
そのままチャットもできます。
おお、まだ会社かなどと東京から鎌倉までを含む顔写真付きGoogleマップを眺めました。
今日また立ち上げてみたらいきなり世界図。
拡大してみると友人はパリ、シャルル・ド・ゴール空港。
いいね、正月は海外か。
補)今朝見たらモロッコ・マラケシュの有名なモスク(世界で二番目に大きいとか)のあたりを「歩いて」いました。
12 30, 2010 09.ネットワーク・コミュニケーション, 33. iPhone/iPad の愉しみ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
昨日の記事、雑誌『ニコラ』には専属女子中学生モデルがいて読者はそれぞれお気に入りがいるようなのですが、誌面を見ていて『ウォーリーを探せ』を連想してしまいました。
で、こちらはiPhone/iPod touch/iPad版『Where's Wally? in Hollywood』。
iPhone版で『Where's Wally? The Fantastic Journey』もあります。
イギリスのイラストレーター、マーティン・ハンドフォードの原作絵本(1987年初作)同様、冒険ファンタジーストーリーの各場面のなかで、ウォーリーだけでなく仲間や荷物も探さねばならないので、たっぷり楽しめます。
iPad版でさえ一場面をモニターは6割くらいしかカバーしていないので、表示を移動させたり拡大してみたり。
細かなアニメーションがところどころあってユーモラス。
そういえば、90年頃アメリカに行ったとき、二番煎じの『Where's Quayle?(クエールを探せ)』というのが売れていて買いました。
クエールというのは当時パパ・ブッシュのもとでの副大統領。
無難さを買われて引き立てられたのですが、文法的におかしな英語でスピーチしたり、スペルミスを繰り返したり、ラテンアメリカ諸国ではラテン語が話されている、などと大真面目に語った、アフリカは一つの国だと思っていたらしいアラスカのおばちゃんといい勝負の人物でさんざん嘲笑の対象となっていたものです。
ブッシュ・ジュニアが大統領になったとき、駐日大使候補に挙げられたそうですが、そうなっていれば日本の人びとも、いつまでもアメリカの言いなりになっていてはいかん、と思うようになったかもしれません。
12 30, 2010 07.デザインの世界, 33. iPhone/iPad の愉しみ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
同僚の先生に教えられて、中学生雑誌ナンバーワンという「ニコラ」を買って見ました。
若い頃、広告チラシや雑誌のデザインレイアウトもずいぶんやりました。
しかしここまでごちゃついたものは作れと言われても私には絶対できません。
こういうものを当たり前として育った世代の学生に、雑誌やパンフレットデザインのセオリーとしてグリッドシステムというやり方があってね、などと教えるのがちょっと見当違いというかむなしくなるような感じです。
情報や意味内容の脈絡を吟味した上での流れや配置、ホワイトスペースなどはもうほとんど関係なく、携帯の1画面が1モジュールになってちりばめられているかのよう…。
この編集、原稿の整理、レイアウト、割り付けから印刷データ作成まで、どのような人がどのようにやっているのか一度見学させてもらいたいものです。
12 29, 2010 07.デザインの世界, 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ, 11.教育と学びのデザイン | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
いわゆるベストセラーものはほとんど読みませんが、『もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海)はiPhone、iPadアプリになったので入れてみました。
小説と銘打っていますが、筋、状況がわかればいい程度の文章なので、ドラッカーの引用を少し反芻するくらいで、あとは流すだけ。iPhoneで664ページ(画面)、iPadで413ページありますが、読了まで電車のなかでのわずか2時間弱。
著者は作詞家・秋元康氏に師事、放送作家としてTV番組の制作、AKB48のプロデュースにも参加、これが初めての小説。登場人物の何人かは、AKB48のメンバーがモデルとなっているそうです。
現在は作家?!、今年の紅白の審査員?!
最近のライトノベルやベストセラーの作り方、映画化との連携などの商売のしかたがよくわかります。
それはともかく、「小説」としてではなく、ドラッカー『マネジメント』(1973)を知るとっかかりのための例解としてみればよくできています。
ドラッカーは若い頃読みましたが、当時は単なる経営コンサルティング書としか受けとめていませんでした。
後年の彼は企業活動にもより「社会的意義」を求め、また非営利活動にも視野を拡げて提言しており、今また読まれるべきだと思います。
企業家たちが彼のことばを実践していればリーマンショックなどにはいたらなかったかもしれません。
E.H.イーダスハイム『P.F.ドラッカー―理想企業を求めて』(ダイヤモンド社)に、元大企業CEOがドラッカーから言われたことを書き写した50年前のメモの話が出てきます。
黄ばんだメモに以下が記されています。
企業がどれほどのものかは、3つの問いに社員のどれだけが、なんのためらいもなく即座にイエスとこたえられるかどうかによって知ることができる。
「あなたは敬意をもって遇されているか?」
「あなたは貢献するうえで必要な教育訓練と支援を受けているか?」
「あなたが貢献していることを会社は知っているか?」
この問いに堪えうる企業が今の沈みゆく日本でどれほどあるのでしょうか。
12 27, 2010 14.読書三昧, 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ, 33. iPhone/iPad の愉しみ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
修繕工事のためにいろいろ立て掛けてあった庭のものを取り除くと、陰で昨年と同じように侘助の花が咲き始めていました。
冬花でいちばん好きな花。
愛おしく嬉しい。
過去記事:
今朝のおはよう-340 侘助(2009年12月26日)
12 25, 2010 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
facebookの技術者Paul Butlerさんが作った、facebookユーザーのフレンドシップ世界地図より。
Visualizing Friendships
イギリス、西ヨーロッパ、中央ヨーロッパはさすがの明るさ。
スペインは密度が薄く、中央でマドリードが光っています。ポルトガルは意外に集積。
モロッコからチュニジアで北アフリカは途切れ、カイロまでありません。
淡いブルガリア、ルーマニアから東はウクライナのキエフとモスクワが離れ小島のよう。その東は暗黒が拡がります。
これだけいきなり見せられたらすぐにはどこを表わしているのかわからないでしょう。
かろうじてインドとスリランカから推測、となります。なにしろ中国がない(中国共産党政府はfacebookを遮断)。
こういう類いの地図では日本は必ず日本列島のかたちになるのですが、まだなっていません。
東京を中心に右上に伸びる二つは札幌と釧路でしょう。京阪神はわかりますが九州はまだ形がわからない。その下にポツンと那覇。
韓国はソウルを中心に東南アジアと厚いトラフィック。
米粒が立ったような台湾。左に香港とつながります。
台湾の下のひとかたまりはフィリピン、さらに下の鳥が羽を広げたようなところがインドネシア。マレーシアはくっきりと半島の形。
5ヶ月で1億人くらいの割合で増え続けているので、1年後にはまたずいぶん変わっているでしょう。
12 25, 2010 09.ネットワーク・コミュニケーション | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
iPhoneに目をやりながら、降りて目の前にあった階段を無意識に上っていったら、見慣れない改札口になり、一瞬駅を間違って降りたかと思いました。
大学に近い方の上野毛駅北口がようやく改装が終わりオープンしたのです。
ブログを繰ってみたら、閉鎖されてからもう丸三年もたっているのでした。
過去記事:
上野毛駅の変貌(2007年12月20日)
12 22, 2010 23.日々のなかで | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
政治家にとって「ことばはいのち」のはずであることは繰り返し述べてきました。
最近の日本の政治家たちはこのことにあまりに鈍感であきれるほかありませんが、あきれてばかりいてもしょうがないのですこし突っ込みます。
「比喩」というのは、適切に使えば問題の本質をわかりやすくしますが、これまでは「仮免許」だったがこれからが本番、などとこの時点で一国の首相が言うと、おいおい、仮免の人間に半年も国の運転をまかせてきたのかよ、と不安を煽る効果しかありません。
こういう比喩をもし使うとすれば、落ち目のときではなく、それなりに始動がうまくいったときに使うべきものでしょう。
昨日の沖縄での、普天間基地の辺野古への移転は「ベストではないがベターな解決策」、という管首相の発言は言語感覚(もちろん政治感覚も)をまったく欠いたものです。
「少なくとも県外」といっていたマニフェストは、鳩山の、お勉強してみたら沖縄の海兵隊の重要さがよくわかりました、という唖然とするような発言のもと破棄され、日米合意でこれまでの自民党以上にアメリカのアジア軍事戦略に追随しました。
管直人は鳩山から受け継いだとうれしげにメモをふりかざし、無節操さも継承しました。
中学英語の復習です。
中学高校時代の恩師、中原道喜先生の『新マスター英文法』(聖文新社)から、「比較(Comparison)」ですね。
ベター(better)の「原級(他との比較は表わさないそのままの形)」は「good」。
「比較級(二者について一方が他方より程度が高いことを示す)」が「better」。
「最上級(三者以上について、程度が最も高いことを示す)」が「best」。
反対の意の語の原級から最上級は「bad」「worse」「worst」。
普天間基地の問題で考えてみます。
沖縄の人びとにとってのベストの解決は「撤去」、ワーストの解決は「現状維持」でしょう。
なので、管首相がいう辺野古移転を容認してほしいというような案を「good-better-best」の系列で表現するのはまったく不適切なのです。
「worst(ワースト)は避けたい、worse(ワース)で我慢してくれ」という話なのですから。
「ベターな解決策と言うのは沖縄の人に失礼」という住民の声が報道されていましたが、まっとうな言語感覚だと思います。
12 18, 2010 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ, 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
仙石官房長官が、記者会見で、沖縄の米軍基地負担について「沖縄の方々には、誠に申し訳ないが、こういうことについては甘受していただくというか、お願いしたいと」と発言し、仲井真沖縄県知事が「『甘受』は自分がやむを得ずという時に使う言葉で、他人に言われる筋合いはない。誠に遺憾」と猛反発し、発言を撤回しました。
「『甘受』は自分がやむを得ずという時に使う言葉」というのは一面的で、支配者が臣下に、上官が部下に「甘受せよ」という使い方は当然ありえます。
自衛隊を「暴力装置」と呼んだといって(軍隊を国家の「暴力装置」というのは社会科学的概念、語法としてはごく当たり前なのですが)、まるで「暴力団」だと言ったも同じで愚弄しているというような床屋政談的な問答を国会で大まじめにやって問責だなんだと時間を浪費しているこの国の政治レベルにはほとんど絶望します。
それはともかく「甘受」ということばのこと。
ことばは元々の使い方からずれてきたり、ときに正反対の意になったりします。
「甘受」ももともとは、
「得心(とくしん)して受取ること」/『新篇大言海』
「こころよく受け入れること。満足して受け入れること」/『日本国語大辞典』
「本来は、快く受け入れる意」/『大辞林』
でした。
遠く5世紀の『後漢書ー范滂伝』に出てくる「甘受顕戮(けんりく)」は、たとえ死刑にされさらし者にされることがあろうともよろこんで受け入れよう、という意味。
しかし、
「現在では、与えられたものをしかたがないとして受け入れる意に用いる」/『日本国語大辞典』
辞書に書いてあることを鵜呑みにしてはいけない、ということは、中学高校時代国語を担当された安藤幸輔先生(作家・葉山修平)に教わり、それ以来、辞書好きではあるけれど常に批判的に接することをモットーとしてきました。
なので、私のこれまでの人生で「ことば」に関してはろくに役にたったためしのない『広辞苑』(第六版)の「甘受」の項に「快く受けること。また、さからわずに甘んじて受けること」とあるのを見ると、歴史的な意味変遷を示さずのこの「また」ってなによ、あげている「運命を甘受する」はどっちの用例なのさ、と笑ってしまいます。
「甘んじて受ける」と語釈している辞書が多いのですが、「甘んずる」にも芭蕉の時代には「満足する。たのしむ」の意があり、「ひとたびは坐してまのあたり奇景を甘んず」と『奥の細道』にあります(『大辞泉 増補新装版ーデジタル大辞泉)。
日本国語大辞典に載っている
北村透谷『熱意』(1893)「熱意は人をして生を捐(すて)て死を甘受する事あらしむ」
は「快く、満足して」の意のようであり、
徳富蘆花『思出の記』(1900-01)「如何(どう)しても此境遇を甘受することが出来ぬ」
はどちらともいえないような気がしますが、いかんせん日本語には言葉の初出や語義の変遷をきちんと網羅したような辞書はないので、それ以上は個別に則した研究者のご示教に頼る他はありません。
過去記事:
日本語の辞書には言葉の歴史がない(2005年02月04日)
12 16, 2010 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
企画を提案相手の頭のなかにいかにイメージさせるか、という上で映像を用いることは今では普通になっています。映像のひとつのジャンルとしての「プレゼンテーション映像」です。まだ無いものやことを表わすために現在ではCGは不可欠で、さまざまなプレゼンが世界中で行われているでしょう。
しかし、この分野で白眉であり、いまだこれを超えるようなものはないと私が思っているのはチャールズ・イームズの「国立水族館」(1967)です。
昔、『映像の先駆者シリーズ』というパイオニア・レーザーディスクの企画制作に携わっていたとき作った『チャールズ&レイ・イームズの世界』に入っています(最近のイームズ関連のDVDにはなぜかこの傑作が収録されていません)。
これは、ワシントンDCに計画された国立魚類センターと付属水族館のプレゼンテーション映像です。
四十数年前で、技術的にはまだパソコンもなくCGもこういうことには使えない時代、手描きのダイアグラムをもとにしたアニメーションやモックアップ(模型)を撮影したもの、観られるだろう水生生物の生態の実写などを組み合わせています。
しかし、わずか10分あまりのこの映像を観た人は、これが実現したらどれほど研究上、教育上、そして水と生物と人との関わりについての知的刺激とレクリエーション上の意義があるかをありありと実感できます。
伝えるということ、相手の脳裏にいかに生き生きとしたイメージを喚起させるか、は単なる表現技術の問題ではないということを再認識させます。
この水族館計画はその後ニクソンが大統領になりベトナム侵略泥沼下の財政緊縮で実現はしませんでした。
しかし、こういうことに関わる次の世代のプランナーたちは、このイームズが表現したことを出発点、ベースにスタートすることができたのです。
12 14, 2010 11.教育と学びのデザイン, 12.写真・映像・映画・演劇 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
20代の人に自分が60代になったときの顔のコンピュータシミュレーションを見せるというものを昨日のNHK世界のニュース(アメリカABC)でやっていました。
衝撃を受け、老後のことなど考えてもいなかった若者の貯蓄額が倍になったというようなオチがついています。
「HourFace」というiPhoneアプリはそのコンピュータシミュレーションの簡易版とでもいうもので、若い人にとってかなり怖い(もちろんジョークにしてしまうことはできるのですが)アプリです。
iPhoneでその場で撮ったものや写真アルバムから顔写真を選びます。
数秒すると、あれ、瞬きしたりちょっと顔を振ったりする…。データ化されたのです。
iPhoneを縦にすると右のバーが下がって、「老けて」きます(TVに出てきた本格的なものとは違い、髪は変わりません)。振ると咳き込んだり…。
横にすると止まり、逆さにすると「若返り」プロセスになります。
私自身もやってみたのですが、すでに老化設定ゴール近くまでいっているためでしょうか、少し口元、目元のしわが増えたくらいでそれほど劇的な変化はありませんでした。
逆にしてみると、目が大きくなり、肌はつるつるのイケメン(?)になります。
まあ、お見せするようなものでもないので、削除不可となっているサンプル美女で。
お前はどうなる、と足下でじぃ〜と私を見上げているMicで試してみましたが鼻と口元が判別できないのでしょう「顔が見つかりません」と はねられました。
12 12, 2010 33. iPhone/iPad の愉しみ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
『六四、一つの墳墓(13周年を迎えて)』ー『天安門事件から「08憲章」へー中国民主化のための戦いと希望』劉暁波(リュウ・シャオボ)/藤原書店所収の詩の一節
すべての道が封鎖されている
すべての涙が取り締まられている
すべての花が尾行されている
すべての記憶が洗い流されている
すべての墓碑は空白のままだ
中国共産党政府のなりふり構わない妨害圧力のなかでの2010年度ノーベル平和賞授与式。
2009年「国家政権転覆扇動罪」で11年の刑を宣告される直前の劉暁波氏のことばをスウェーデンの名女優リヴ・ウルマンが朗読しました。寛容に基づいた言論表現の自由への抵抗精神があらためて心を撃ちます。
過去記事:
一本のペン、一人の書生が持つ力を党・政府は怖れているのです/劉暁波氏の妻・劉霞さん(2010年10月09日)
12 11, 2010 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
「企画」についての授業のなかで、企画を提案する相手にどうイメージを喚起させるかの例として見せた黒澤明『影武者』(1980公開)の絵コンテの一部。
※写真は『黒澤明 画コンテ作品集 for iPad』より(同名でiPhone用もあります)
企画というのはそれを承認させ、ヒト、モノ、カネ、時間の条件を獲得しなければなりません。
企画を提案プレゼンテーションする相手は上司であり、クライアントであり、プロデューサーでありとさまざまですが、要はその相手に、この企画が実現したらいいな、と思ってもらうことです。
相手の脳裏にそれが実現したイメージをありありと想い浮かばせるという点で、この『影武者』の絵コンテほど直接的な力を持ったものもありません。
それぞれがストーリーのキーとなる一幅の名場面であり、映像のイメージを引き起こし、またそれを通じて伝えたいテーマを鮮烈に表現しています。
当時黒澤はキャスティングのごたごたや資金面で行き詰まり、せめて絵コンテだけでも残しておきたいと全霊を込めて描いたそうです(これを見たスピルバーグとルーカスが感動し、資金等を援助し完成に至りました)。
12 10, 2010 11.教育と学びのデザイン, 12.写真・映像・映画・演劇 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
デザイン学科3年生向けで「企画」について今5回ほど授業をやっています。
企画者自身をどうプロモーションするかという例で、スペインの映像作家 Alex Roman(1979〜) の作品を観せました。
15歳からパソコンでコンピュータ・グラフィックスをやり始め、VFX(ビジュアルイフェクツ)の会社に入り3Dデザイナーになり、その後建築会社に勤務していたとき、建築写真家によっていかに建築物の表情が違って見えるかに気付きます。
マドリードに移って、自分の好きな建築の巨匠、ルイス・カーン(Louis Isadore Kahn, 1901〜1974)の作品(バングラデッシュ国会議事堂、ソーク研究所、フィリップ・エクスター・アカデミー図書館など)を題材に個人映像作品『The Third & The Seventh』を2009年に作りウェブで発表しました。
カメラアングルと動き、カット割り、画面構成、テクスチャー表現、被写界深度とライティングの設定、ドラマティックな驚きなど実に素晴らしいもので、これが全編完全にCGとは言われても信じられないほどです。
それが認められて作ったスペインの大手キッチン設備メーカーのTVCM『Silestone -- 'Por Encima de Todo'』も見事です。これもすべてCGです。
『Exeter Shot -- Making Of』では、あえて制作プロセスを明かしています。
ウェブ上のGoogle Earth 3Dギャラリーから建築データをダウンロードし、3ds Maxでモデリング・アニメーションを行い、テクスチャを加え、V-Rayでレンダリング、AfterEffectsで映像効果を加える。
これはプロセス的にはソフトウェアの使い方さえ覚えれば、やろうと思えば誰でもできることです。
彼は笑って言うでしょう。
そこから先、なにをどう表現するかが問題さ。
Alex Romanの作品
The Third & The Seventh
Silestone -- 'Por Encima de Todo'
Exeter Shot -- Making Of
12 8, 2010 11.教育と学びのデザイン, 12.写真・映像・映画・演劇 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
私のところ(多摩美術大学造形表現学部デザイン学科)の卒業制作最終審査会が始まり、5つの専攻分野で4日間続きます。これをクリアしないと卒業できない。
もちろんデザイン作品でなくてはならないのですが、年々デザインとしての「目的」や「提案」に基づく「社会性」が薄くなってきていることに危機感を抱かざるをえません。
4年次になってから正味8ヶ月間取り組むのですから自分の好きなテーマでなければ続かないし、自由にものが作れるなどということができるのも学生のうちです。
しかしだからといって個人の趣味嗜好の延長のようなもの(徹底すれば別ですが)でいいわけがありません。
「社会性」というのは、別にいわゆる社会問題を扱うというようなことではなく、自分の創り出そうとするデザインが社会や人びととどう切り結ぶのかにいかに自覚的であるかということです。単に自分が作りたいものを作る、自己表現したいだけだったらデザイン学科で学ぶ必要はありません。
ちょっと難儀な(になってしまった)日々が続きます。
12 7, 2010 11.教育と学びのデザイン | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
開成学園高等学校1966(昭和41)年卒、卒業45周年記念学年会。
同期で卒業したのは350名で120名ほどが西日暮里の校舎(もちろん建物は様変わり)に集まりました。
私たちより一回り上の蜷川幸雄さん(昭和29年卒)を教えられた伊藤清一先生や、中学で日本史を教わりその後中国古書誌学の世界的権威になられた尾崎康先生もご健在。
大企業の社長も国立病院の院長もノーベル賞候補級研究者も定年退職後悠々自適の人も、「常磐の緑 色映ゆる 道灌山の学び家に あこがれ集ふ若人が 遥けき行く手のぞみつつ 歌ふや生命の朝の歌」(開成校歌・古関吉雄作詞/信時潔作曲)を歌い、想いは半世紀ほども遡ります。
それぞれの風貌、面つきに刻まれたその後のそれぞれの人生。
まあ私も含まれるらしい「前期高齢者」というものを具体的にイメージできる会でもありました。
12 5, 2010 23.日々のなかで | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
これは、『SKETCHBOOK』Timothy O'Dnnel(邦訳『SKETCHBOOKー世界的に有名なデザイナーのアイディアスケッチ』/グラフィック社)に載っている、ロンドンを拠点に活動する空間デザイナー、Eva Jiricna(エヴァ・ジリクナ)の制作プロセスのスケッチチャート。
課題やテーマと締め切り条件から出発し、カタチにするまでの試行錯誤と重要な要素がとてもよく表わされています。
左の赤丸が出発点です。
30年以上の経験を持つ一流デザイナー、エヴァでも、始めは「mess up」(混沌、五里霧中)、背景や歴史も調べるでしょう、でも方向性はなかなか見出せない、基本に立ち戻ってみてもさらに分からなくなったりします。
左に行ってみたり右に行ってみたり、遠回り、回り道も当たり前。
でも進みます。
「Who Knows ?」なんともまだ言えないけれど、ひょっとするとね。
「May be…」こうなのかもしれない…。
「Going in circles」さんざん無駄骨を折ったり堂々巡りもするでしょう。
これらを経て、真ん中の赤丸(基本コンセプトであり発見した着眼であり創るものの具体的イメージであるでしょう)にたどりつきます。ここまでが第1フェイズ。
ここにたどりつくには創造とその経験の総合的な力が関わっています。
さまざまな経験、培われた理解力、取り組む勇気、幸運、才能、謙虚さ、訓練と努力…。
第2フェイズ、Work, Work, Work…、Sweat, Sweat, Sweat,(汗の海です)。
それでも右の赤丸、Targetに当たらないことだってあるのです。
プロのクリエイターはこうした経験を不断に肥やしにして仕事をしています。
今の学生たちは、コンピュータの支援によって、ろくに調べも考えもせずとも、真ん中の赤丸以降の第2フェイズ(いわば作業プロセス)にいきなり進み、カタチを作ることだけはできるようになってしまっています。
しかしこういうやり方で課題を「こなす」ことを続けているだけでは本当の意味での「創造性」「独創性」「革新性」は身につかないでしょう。
Startの左赤丸から真ん中の赤丸までの第1フェイズをどれだけ自覚的にやるか、それを自分の思考と経験の「引き出し」として蓄積していくかが重要なのだ、ということを考えてもらうためにこのプロセスチャートを学生たちに見せています。
12 4, 2010 07.デザインの世界, 11.教育と学びのデザイン | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
かなり以前からコンピュータ・アプリケーションにはバーチャル水槽・水族館というジャンルがあり、コアなファンがいます。
どれだけ生態学的に正確な裏付けがあるのかは分かりませんが、今のところ一番気に入っているのが「MyReef 3D Aquarium HD」(iPad用)、「MyReef 3D Aquarium」(iPhone用)。
Scenery(これは熱帯魚なので礁の背景環境)はいくつか選べ、Fishesのリストから好きな魚をピックアップします。置きたい珊瑚も配置できます。夜はライティングを調節して夜間モードに。水の透明感の表現が素晴らしい。
おもしろいのはただ固定的に映し出されるだけではなく、たとえばFish Cam.にして、お気に入りの魚をタップすると、カメラはずっとその魚を追って移動し映してくれます(私はLionfish=カサゴが好きでずっとその動きを見たり)。
たまにFeedを選んで画面をタップ(たくさんしてもいい)すると餌が出て、わらわらと魚たちが取り合います(カサゴはたいてい食いっぱぐれて少し悲しげな表情)。
iPadサイズの迫力もいいのですが、iPhone4のRetinaディスプレイ(解像度326ppi)の繊細な美しさ(写真・下)に感動します。
12 3, 2010 33. iPhone/iPad の愉しみ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
先日、新聞に載っていたISS(国際宇宙ステーション)からのイタリアの夜景。
ISSの高度は350Km。
ちなみにヨーロッパに飛ぶジャンボ機の高度は1万メートル、つまり10Km。
NASAサイトをちょっと見ても画像データが見つからず、同僚の先生が探してくれました。
こちらで
新しくISSに搭載されたニコンのデジタル一眼レフカメラ D3S と AF-S NIKKOR 14-24 mm f2.8G EDで撮影されたそうです。ISOはなんと51200までの増感設定。
まるでブーツをクリスマスイルミネーションで飾ったよう。
シチリアを蹴飛ばしたらせっかくのイルミネーションが壊れるよ。
東側、アドリア海を隔てたバルカン半島の暗さが対照的です。
人間を初めて地球周回軌道に乗せる1960年代アメリカのマーキュリー計画にはさまざまな出自の宇宙航空士が参加しました。
たしかサウジアラビア出身の飛行士が、「最初の一日か二日は、皆が自分の国を指さした。三日目、四日目は自分の属する大陸を指した。そして、五日目には、皆の念頭にはたったひとつの地球しかなかった」という趣旨のことを述べたことを思い起こします。
12 3, 2010 12.写真・映像・映画・演劇, 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
麦とろが大好きです。
小町大路に住んでいたころはよく行った「鎌倉とろろ茶屋」で久しぶりに。
過去記事:
鎌倉とろろ茶屋(鎌倉雪ノ下)(2005年05月28日)
麦とろ 花平(鎌倉御成)(2005年06月05日)
12 2, 2010 03.私の好きな鎌倉の店・和食 & 居酒屋 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
久しぶりに、昔住んでいたことのある「おんめさま」(大功寺)の裏を通ったら、古い家が取り壊されて「埋蔵文化財発掘調査実施中」でした。
掘り下げられ、いつ頃の時代のものか石積みが現れています。
この土が積み上げられているところに、一本の樹から紅白の花が見事に咲く桜の古木があり、毎年楽しみにしていました。
切り倒されたのか、それともどこかに移植されたのでしょうか。
過去記事:
鎌倉の桜-路すがら5(2008年04月04日)
12 1, 2010 01.私の好きな鎌倉の風景 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)