巴里の屋根の下
映画少年だった頃、新宿の名画座の「戦前フランス名画特集」に通いつめ、ルネ・クレール(René Clair /1898-1981)の『巴里の屋根の下(Sous les toits de Paris)』(1930)もそのとき初めて観た。
冒頭、パリの下町の屋根の俯瞰、建ち並ぶ煙突と煙(後にすべてセットで作ったと知ったが)、カメラがゆっくりとチルトダウンすると、アパルトマンの各階の窓にそれぞれの生活。
そして印象的に流れる主題歌「巴里の屋根の下」。
ホテルの窓から見る朝のパリの屋根の風景は、補修は重ねてきただろうが、その頃とおそらくはたいして変わらない。
ひとつひとつの煙突はひとつひとつの部屋と人生(la vie)につながっている。
6 30, 2010 12.写真・映像・映画・演劇, 27.ヨーロッパ行・考 | 固定リンク

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