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2010年03月31日

「Railroad Tycoon III」

いわゆるコンピュータゲームにハマったことは無いが、昔熱中したゲームがひとつだけある。
シミュレーションゲームの父と呼ばれるアメリカのゲームデザイナー、シド・マイヤー(Sid Meier/1954-)が制作した「Railroad Tycoon」。「鉄道王」というような意味。
もう21年も前のことだ。

アメリカ、ヨーロッパを舞台に、鉄道会社を経営して駅を作り、線路を引き、産業貨物や乗客、郵便などに合わせて運行を調整する、19世紀後半から始まり現代にまで至る歴史的な変遷、など私の地理、歴史、地図、鉄道への関心にすっかりフィットし、時に徹夜し、同じくハマっている友人とその面白さを語り明かした。

別に他の競合会社に打ち勝ったり町をできるだけ大きくしようというようなことには興味はなく、ゲームをしょっちゅう停めて、ルートを考えたり、その地方や町の地理や歴史を調べたりしていた。

先年ヨーロッパを3ヶ月間鉄道旅行したときも、ゲーム上でシミュレーションしたルートや街がほとんどでとても懐かしくなり、今どうなっているのか調べて「Railroad Tycoon III(Mac版)」を入手した(他に 「Sid Meier Railroad」も出ているのだがWindows版のみ)。


オープニングムービーが素晴らしい。

20世紀初めの鉄道の黄金時代、「Iron Horse(鉄の馬)」と呼ばれた圧倒的な機関車の力感、存在感と、遠くまだ見ぬ街へ通じている鉄道への少年の憧憬が痛いほど伝わる。

田舎町の少年なら誰でもやったように、鉄路にコインを置き鉄輪に潰させる。
鉄道駅は格好の遊び場であり、車掌はホイッスルを貸してくれ少年は出発の合図を嬉々として吹く。

豪華な食堂車で、ホイッスルとひしゃげたコインを取り出して見つめテーブルに感慨深げに置く老紳士は、こうした少年がその後「Railroad Tycoon(鉄道王)」になった姿なのだろう。

3 31, 2010 12.写真・映像・映画・演劇, 23.日々のなかで |

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