朝日新聞 vs 週刊朝日
朝日新聞は検察の小出しのリークを垂れ流し、週刊朝日は一貫して検察の暴走批判を組んでいる。
先週号に上杉隆氏が一報を載せた、小沢一郎の元秘書、石川知裕事務所の女性秘書を「押収品の返却」とだまして呼びつけ、「被疑者として呼んだ」「なんでもいいから認めればいいんだよ」「早く帰りたいなら早く認めて楽になれよ」などと10時間にも渡る「事情聴取」した今週号の詳細なレポートには慄然とさせられる。
彼女は3年前に他の民主党議員秘書から移ってきたので、石川が秘書時代のことなど知っているわけがない。携帯も電源を切られて事務所にも弁護士への連絡も、保育園に預けている二人の子どもの迎えもずっと許されずパニックに陥る。
大新聞、TVなど記者クラブマスメディアはこのような人権侵害(というより「監禁」にも相当する権力犯罪)にまったく触れようとはしない。
検察の筋書き通りに脅してもすかしても調書をとり、いったん起訴されれば99%が有罪になるというこの国の司法は旧ソ連並みなのか。
週刊朝日編集長・山口正臣の編集後記より:
上杉隆さんの記事、読んでいただけましたか? 検察がいよいよ青年将校化してきたように感じます。編集部へもさまざまなルートでプレッシャーがかかるようになってきました。味方はあまりいません。…
毎週、胃が痛む思いです。しかし、世の中がひとつの方向に流れそうなとき、あえて別の視点を提供するのが週刊誌の役割だと思っています。読者の支持がある限り、大本営発表に抗する誌面をつくっていくつもりです。
2 3, 2010 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ | 固定リンク
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コメント
その問題は「記者クラブ制度」とはまた別の問題だけど(重なるところもある)、今はほとんどないんじゃないかな。理由のひとつは、新聞のほうが週刊誌化して、かつてなら書かなかった雑誌記事的な中身を書くようになったこと。週刊誌のほうでも独自の情報ルートを持つようになったこと、かな。
雄 | 2010年02月04日 23:46
横山秀夫さんの小説に出てくるような事情聴取・・・。
でもこれは真実なのですね。
おそろしい話です。
そのちゃん | 2010年02月04日 21:13
新聞に「書けない」ことを週刊誌にまわし、それでも出せないネタを『噂の眞相』に流す、というようなかつての不健全なあり方は変わってきているのだろうか。
Toshio TAKAMI | 2010年02月03日 16:22
「週刊朝日」を出している朝日新聞出版が朝日新聞本体から切り離され別会社化したのは去年の春でした。そのプラスマイナスはさまざまだけど、「週刊朝日」が記者クラブ制度など新聞社のしがらみから距離を取れるようになり、独自の路線で面白くなったのは大きなプラスのひとつだと思います。
雄 | 2010年02月03日 11:24