昔の岩波新書のたたずまい
Amazonの古書で求めた岩波新書『アルジェリア戦争』(ジュール・ロワ / 鈴木道彦 訳)。
当時フランス政府はアルジェリア独立解放戦争(1954〜62年)を「国内問題」として徹底的に秘匿し、日本での情報は皆無に近く、そうしたなかでほとんど唯一のまとまったルポルタージュだった。
高校生の頃サルトルを通してアルジェリア戦争のことを知り、この本と後にフランツ・ファノン『地に呪われたる者』等を読んでフランス、そして西欧世界に対する眼が変わった。
アルジェリア戦争についてはあらためて記したいが、ここでは私が中高生だった頃の、知と社会的視野を拡げる入り口であり糧であった岩波新書。
青版、赤版とあるが、現在のようなカバーはなく、帯の上からパラフィン紙でくるんである。
1961年6月24日第1刷発行の初版、定価100円。
紙質は良くないが、しっかりとした活字活版印刷と糸かがり製本、今はないしおり紐。
今すぐは読み返せないが、ぱらぱらめくりながらしばらく手触りを確かめる。
1 16, 2010 14.読書三昧, 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ | 固定リンク
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