健康帝国ニッポン
メタボだなんだ健康に気を付けなくっちゃ、などと一億総強迫観念に陥っているうちに、かつて「成人病」と呼ばれていたものは、いかにも個人の自己責任の生活態度のせいだというような「生活習慣病」と名を変えられ、この国はいつの間にかナチスばりの「健康ファッショ帝国」になった。
なにしろ今では「健康は国民の義務」などという憲法違反の法律(「健康増進法」)がまかり通っている。
たばこ増税も「国民の健康増進のため」になされる。
ざけんじゃないよ、
公共福祉としての医療費の削減のため、取りやすい所から取るという志の低さは見え見えではないか。
国家が個人の「健康」だのに干渉、管理しようとするときにろくなことはない。
そもそもヒトは誰でもなんらかの「病」とともに生きている存在だ。
「健康」と「病」を法律で判別しうるような境界などない。
参考:
『健康帝国ナチス』(ロバート・N・プロクター / 宮崎尊訳 / 草思社)
『タバコの歴史』(上野堅實 / 大修館書店)
『麻薬の文化史―女神の贈り物』(D.C.A.ヒルマン / 森夏樹訳 / 青土社)
『現代たばこ戦争』(伊佐山芳郎 / 岩波新書)
『健康不安社会を生きる』(飯島裕一・編著 / 岩波新書)
『禁煙ファシズムと戦う』(小谷野敦・編 / ベスト新書)
12 13, 2009 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ, 19.食と農、健康と病 | 固定リンク
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コメント
確かにタバコは体に良くないといわれていますが
吸うか吸わないかは個人の問題でしょう。
堂々と販売されている限りは。
お酒においても同様で、お祝い事などには欠かせないし
どのように飲酒するかは自身で決めないといけないと思います。
もっと問題なのは、心の健康じゃないかと思えてなりません。
そのちゃん | 2009年12月13日 13:28