今朝のおはよう-244 花粉まみれ
5 31, 2009 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
葉陰で1センチほどになってきたレモンベイビィたち。
小さな頃からしっかり紡錘形。
レモンの過去記事:
今朝のおはよう-225 レモンの花(09/05/06)
レモンピール(07/11/25)
今朝のおはよう-112 レモンの収穫(07/11/18)
今朝のおはよう-102 レモンちゃんとバッタくん(07/10/21)
今朝のおはよう-72 レモンベイビィ(07/06/24)
レモンの花(07/05/13)
今朝のおはよう-51 檸檬(06/12/02)
今朝のおはよう-22 レモンの実(06/08/04)
5 30, 2009 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
塩分、脂質(油分)と並ぶ摂り過ぎ3兄弟のひとりは「糖分」
食品総合商社に勤め、かつて「食品添加物の神様」と呼ばれた安部司さんは、十数年前からあちこちの幼稚園や保育園で講演をしている。
三十年間、五歳児を見続けてきているある園長先生は、子どもたちの糖分の摂り過ぎとその弊害にほんとうに危機感を抱いている。
講演といっても、子ども相手だから、実演が中心で、『みんな大好きな食品添加物 食品の裏側』(東洋経済新報社)『なにを食べたらいいの?』(新潮社)より糖分のところを簡単にまとめるとこんな具合 ー
「これから先生がレモンジュースをつくってみせます」と、水の入ったコップを見せる。果物としてのレモンなどはむろん無い。
「まずこれを水に溶かします。きれいなレモン色だね」
石油から製造する「黄色4号」という合成着色料。「青色1号」を混ぜればメロンのグリーン。
「このままじゃただの黄色い水だから、すっぱい味をつけようね。レモン10個分のビタミンCも入れるよ」
クエン酸、アスコルビン酸(別名ビタミンC)などは中国で安価に製造輸入される。複数のものを入れたので「原材料表示」では、「酸味料」という「グループ表示」でいいことになり、どんな種類の添加物がどのくらい入っているかはもう分からない。
「みんな甘いほうがいいよね」
飲料メーカーは甘みを出すために割高な砂糖などは使わない。アメリカから輸入したトウモロコシ(もちろん遺伝子組み換えが圧倒的)のでんぷんを原料にして、ブドウ糖液と、さらにそのブドウ糖液から砂糖の1.4倍ほど甘みを持つ果糖液を作り、配合させて「ブドウ糖果糖液糖」(果糖が多い場合は「果糖ブドウ糖液糖」)という甘さの強いシロップにする。
「レモンの香りも付けなくっちゃね」
香料には合成香料原料として約90種、天然から抽出された香料612種があり、これらの配合によって「できない香りは無い」。
「食物繊維も入れよう。レタス何個分なんていってるのもあるね」
粉末セルロースを入れて、本物の果物ジュースらしい濁りを作る。
「この粉はおがくずから作るんだよ」「え〜っ」
スプーン1杯だけ子どもに飲ませてやる。「おいし〜い」
サボテンにつくカイガラ虫から作る「天然」着色料でオレンジジュースの色が作られるのを見て尻込みする子もいる。
「今先生が作ったものはこれと同じなんだよ」と大手飲料会社のジュースや清涼飲料水を見せる。
「みんな飲んでる?」「うん大好き!」
別個に今作ったもので使ったのと同じ量の「ブドウ糖果糖液糖」だけを溶かしたシロップ水を飲んでもらう。
「うぇ〜、甘くて飲めないよ」
甘くて飲めない。なぜ?
糖分が多いから。
500ccの清涼飲料水にはどのくらいの糖分が含まれているのか。
「エネルギー表示」の「炭水化物」の量が砂糖(糖分)の目安。
ここでは12gとなっているので、1本に60g。
60gの砂糖は計量カップ約半分。ジャムでも大量に作らないかぎりふだん料理では使わないし、いくらコーヒーや紅茶に入れても飲むことなどできないほどの分量。
ある中学生は毎日2リットルボトルの清涼飲料水を買って一晩かけて飲むと言う。
この子は毎日カップ2杯の砂糖を摂っていることになる。
本来甘くて飲めないというのは、糖分を急激に体内に入れない人間の身体の防衛本能。
酸味料、香料などの添加物によって、このように不自然に大量に糖分をとり続ける子どもたち…。
過去記事:
大さじ3杯分の「かくれ油」ー「摂り過ぎ三兄弟」-2 脂質(09/05/22)
海水をコップ2杯飲めますか?ー「摂り過ぎ三兄弟」-1 塩分(09/05/21)
カテゴリー19「食と農、健康と病」(180記事)
5 28, 2009 19.食と農、健康と病 | 固定リンク | コメント(1) | トラックバック(0)
庭の茄子の一番果。
二番果以降のためにもっと小さいうちに摘むべきなのだが、法事などで二日ほどよく見なかったら一気に膨らんだ。
茄子紺鮮やか。
バター炒めで。
過去記事:
今朝のおはよう-234 茄子の一番花(09/05/13)
5 27, 2009 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
朝の庭で梅干し番茶を飲んでいると、チョロリー・ジュニアがちょろちょろとテーブルの上に登って来て、私の目の前でピトッと止まり日向ぼっこを始める。
しっかり目が合う。おはよ。
踏んばったモミジ足が可愛い。
過去記事:
今朝のおはよう-214 チョロリージュニア(09/04/23)
今朝のおはよう-206 チョロリーベイビィ(09/04/08)
5 27, 2009 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
やなか音楽ホールでの、ヴァイオリン・池田菊衛、ピアノ・淡海悟郎(松井拓)両君による「KAISEI PLAYBACK 2009」。
会場折衝から広報、連絡、司会、進行、会計、受付、録音、リーフレット制作、撮影など、すべて同級生たちが分担しての手作りコンサート。
心臓腎臓同時移植という難手術後、順調に回復しているが、まだ海外渡航は許可されていないカリフォルニア在住、高田澪久くんもあいさつを吹き込んで送ってくれ、会場で流す。
過去記事:
思えば遠く来たもんだ(2009/05/23)
43年ぶりの競演(2009/05/21)
高校クラス会と大手術の旧友(2008/09/22)
5 24, 2009 13.音楽の楽しみ, 23.日々のなかで | 固定リンク | コメント(2) | トラックバック(0)
今日(23日)行われるコンサート「KAISEI PLAYBACK 2009」の会場で配るリーフレット(A4二つ折り)をデザイン制作し、自宅のプリンターで、今午前2時過ぎだが、200部(表裏400通し)刷っている最中。
右、表紙の下の赤線が引いてある1960年から1966年は、私たちが開成学園(中学・高校)に在籍していた年代。
過去記事:
43年ぶりの競演(2009/05/21)
5 23, 2009 07.デザインの世界, 13.音楽の楽しみ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
『なにを食べたらいいの?』(安部司 / 新潮社)より
食べ盛りの若い人が大好きなコンビニで売っているデカサイズ焼きそば。
「手首くるり」で「原材料表示」と「栄養成分表」を見る。
ここでは「摂り過ぎ三兄弟」のうち、塩分に続いて「脂質」。
「肥満」「メタボリックシンドローム」の最大の要因が、カロリーと脂質の摂り過ぎ。
アメリカ人の過半がそうだ。日本人はその後を追っている。
小学生が質問する。
「カップ麺は3分で戻るけれど、ソーメンはなぜ戻らないの?」
まっとうな疑問だ。なぜこんな安いんだろう? なぜこんなに早くできるんだろう? なぜこんなにきれいで揃っているのだろう?
素朴な疑問を抱かず、知ろうとしないところから無知と精神の堕落と、食生活とひいては食べることで維持している身体の崩壊が始まる。
ソーメンもカップ麺も「保存食」。そのため腐らないよう水分を飛ばす。
しかし飛ばし方が違う。
季節になると、生のままソーメンを干す風景がニュースに流れたりする。もちろん手間暇はかかる。しかしカビも生えず食感も大事にする昔からの知恵だ。
カップ麺(ラーメンでもそばでも焼きそばでも)はまったく違う。
さまざまな味付けをした麺をゆでたり蒸したりし、低温で「てんぷら」にする。つまり「油揚げ」で水分を飛ばす。
だから湯を注げばすぐに「ふやける」。「煮えている」わけでも「戻って」いるわけでもない。
原材料名には「味付油揚げめん」。
で、このデカサイズ焼きそば栄養成分表の「脂質」は46.5g。
これはどういう分量なのだろうか。
サラダ油は計量スプーンの大で14gなので、3杯以上にあたる。
1gの油は約9キロカロリーになる。
ということは、この焼きそばの脂質だけで、9 x 46.5 =418.5 キロカロリー!
脂質の摂り過ぎを懸念して国が指針としているのは、油から摂るカロリーを全摂取カロリーの20%から25%におさえるというもの。
一日2200キロカロリーだと油は約50g。2500でも約55g。
この焼きそばだけでカロリーが1117kcalという高カロリーかつ脂質はもうほぼ一日分。
脂身たっぷりの肉とかバターやマヨネーズ、ポテトフライなどはいかにも脂質が多いように見えやすい。
しかし「油分は控えています」などという人が気づかない「かくれ油」を、加工食品に囲まれた私たちは毎日摂る生活を続けている。
5 22, 2009 19.食と農、健康と病 | 固定リンク | コメント(1) | トラックバック(0)
『なにを食べたらいいの?』(安部司 / 新潮社)より
食品総合商社を辞めた安部司さんは、これまでの食品に関する知識と経験を生かして、より安全で健康的な食の知識を広めるエバンジェリストになる(年に150回はあちこちで講演するという)。
親を含めた保育園や小学校、中学校などでの安部さんの講演、というかプレゼンテーションは、実物に即して実に説得力があり、私が今教えるのに苦労している、「いかに知らないか、ということをどう気づかせ、関心を持たせ、伝え、そこから先拡げるか」ということに通底する。
たとえば安部さんが「とりすぎ三兄弟」と呼ぶ「塩分」「糖分」「油分」の三つのうちのまずは「塩分」。
「塩分」はヒトの生存にとって不可欠なものだが、摂り過ぎると、心筋梗塞や脳卒中につながることがかなりデータ化されている。
日本の厚労省は、一日、成人男性で10g、女性で8g以下を推奨指針としている。
WHO(世界保健機構)は、さらに少なく一日6gにしようと推進している。
で、安部さんは、中学生に持ってきてもらった、彼らがいつも食べている(しかも間食として)カップ麺(デカサイズ)の原材料表示と栄養成分表の例を示す。
食品を買うとき、まずは「手首をくるり」。
表示には、いろいろな抜け道があるが、選ぶ上でのヒントがたくさん書いてある。
ものすごい数の原材料名が表記されているが、ここでは、塩分。
麺自体に食塩が使われており、さらにスープにも含まれている。
「デカサイズ」カップ麺をひとつ食べるといったいどれだけの塩分を摂ることになるか?
栄養成分表(カロリー表)に「ナトリウム 4.6g」とある。
このナトリウム量に2.5をかけると食塩に換算したおおよその量になる。ここでは 11.5g。
安部さんは、食塩を大さじ一杯弱(約10g)、つまりカップ麺に含まれる量とほぼ同じ、を見せる。
え、こんなものですか。
カップにその塩を入れ「好きなだけ水を入れて飲んでみてください」。
2〜300cc水を入れれば塩は溶ける。
わっ、しょっぱい。
海水360cc(2合)、コップ2杯分に含まれる塩分が約10g。
これだけの塩濃度の水は、うがいにも塩辛すぎ、まして飲むことはできない。
しかしカップ麺ではこれと同じ分量を平気で「おいしい」と感じながら摂取してしまう。
なぜそんなことができるのか、安部さんは言う。
添加物をベースにした、濃い味に変化させているから。
グルタミン酸ナトリウムに代表される化学調味料をいろいろ加え、タンパク加水分解物でコクをつけ、豚やチキンのエキス類を加え、さらに香辛料で刺激的な味にする。
こうして味覚麻痺が進む。
味覚麻痺などそれぞれ勝手にすればいいというかもしれない。
しかし、「間食」のカップ麺一杯だけで、指針とされる一日の塩分量を超える摂取をするような食生活が、とくに子供たちにとって、かつての「成人病」、今でいう「生活習慣病」へのまっしぐらの道であることは明らか。
5 21, 2009 19.食と農、健康と病 | 固定リンク | コメント(1) | トラックバック(0)
中学高校時代からの同窓友人である、バイオリニスト・池田菊衛くん(東京クァルテット)とピアニスト・作曲家の松井拓(淡海悟郎)くんのコンサートを企画している。
中学高校以来の悪友・畏友たちのいろいろな思いが込められている。
東京新聞5月20日夕刊に掲載。
ウェブでは届け友情アンサンブル 開成高同窓生『43年前の約束』
池田菊衛・淡海悟郎コンサート
5月23日(土)16:30開場 17:00開演 ¥2,000
やなか音楽ホール
東京都台東区谷中3-23-8
問い合わせ:ブックナビ
5 21, 2009 13.音楽の楽しみ, 23.日々のなかで | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
『なにを食べたらいいの?』(安部司 / 新潮社)
安部司さんは、食品総合商社に勤め、添加物と加工食品開発の仕事に携わっていた。
こんな添加物を使えば売れますよ、という「添加物アドバイザー」であり、日本向けに海外で食品を作らせる「開発輸入」にも関わった。
あらゆる食材を、添加物を使って、「安く(単価を下げる)」「簡単に(調理の面倒を減らす)」「便利に(保存性といつでもすぐに入手できる利便性)」「美しく(見た目)」「おいしく(濃厚な味を作る)」するプロであり、業界では「食品添加物の神様」とまで呼ばれた人だ。
従事していた頃認可されていた一千種類以上の添加物を駆使して、あらゆるものを「おいしく」「美しい」食品に変身させる、いわば「魔法使い」。
仕事が楽しくてしかたなく、自分は食品業界の救世主じゃないかとまで思う。
しかし、3歳になった愛する娘の誕生日、妻が用意した食卓に、自分が「開発」した肉団子が並び、娘がおいしそうに食べる姿を目にして呆然とする。
自分が開発したのだから、どのようなものかは熟知している。
ペットフードにしか使えないような低級のクズ肉を添加物まみれで「おいしく」感じさせるまがいものを娘がうれしそうに食べている。
彼の内面から多分うめきのような痛恨の叫びがわき上がって来る。
娘よ、食べるな!
こんな得体の知れないものを食べ続けたらお前の小さな身体に負担がかからないわけがない。
そんなモノをおいしいと思ってはいけない。
翌日、安部さんは会社に辞表を提出する。
5 20, 2009 14.読書三昧, 19.食と農、健康と病 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
きのう庭の水盤に水をやっていると、何か動く。
ん?と思ってみるとアカテガニ。
水盤はお椀型になっているのにどうやって入ってきたのか。おとといの暴風で吹っ飛ばされてきたか。
今朝は水のなかでじっとしている。居着くつもりらしい。
「ニコリ」と名付ける。
過去記事:
今朝のおはよう-1 アカテガニ
5 19, 2009 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
神戸、大阪での海外渡航歴のない人の新型インフルエンザ感染の拡がりで、北米(メキシコ・アメリカ・カナダ)に次いで、日本でも、「発生早期」をこえ、「コミュニティ(地域社会)でウィルスの持続的感染がみられる」=「感染拡大期」段階に確実に入った。
専門家は、現時点でも感染者は数百人に達するだろうと言っている。
感染は級数的に増大し、数千人になるのは時間の問題。
数日中にもWHOは最終の「フェイズ6=ウィルスが人への感染性を完全に獲得し、人の間で容易に感染が広がっている状態」の宣言にいたるだろう。
疫学調査をしても感染源が特定できない場合、専門家は「患者の疫学的リンクが切れた」というそうだ。
つまり、この段階になると、感染源とか感染経路とかをいくら調査してももう意味はない。
ひたすら感染拡大と重症化の防止に力を注ぐほかない。
「島国である利点」を生かして「水際」でくい止めるなどと、政府や、ここが出番と舞い上がった舛添や、それをあおったマスコミ(特に産経)などが強調したために(WHOは水際検疫は意味がないとし、同じ島国であるイギリスなどは、成田の重装備の防護服姿の検疫を皮肉に報じていた)、神戸の高校はインフルエンザ症状が広がっていたのに渡航歴がないからと普通のインフルとしてしか考えなかった。これはこのような政府やマスコミのミスリードに責任がある。
しかし、それは別にしても、この国の民のなだれをうつ幼稚さは、オイルショックでトイレットペーパーがなくなる、とパニックを起こした頃のマインドとほとんど変わっていない。
北米から帰国して感染が判明した高校生へのネットでの「非国民」よばわりの誹謗中傷、マスクを求めての行列、電話発熱相談センターにじかにおしかける人々、休校でカラオケボックスに殺到する高校生たち…。
歴史的にまったく唾棄すべきなのだが、思わず「民度」などという言葉が脳裏に浮かんだりしてしまう。
5 17, 2009 23.日々のなかで | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
「ご予算からいくとこんなところでどうでしょう?」「うん、鎌倉らしくていいね」などというやりとりが市の環境保全課のお役人と施工業者の間であったかどうかは知らない。
鎌倉駅西口、時計台裏に新しく設置された駅周辺唯一の喫煙所の囲い。
高度成長期を通じて、日本の住宅や屋外建造物などはいわゆる新建材で覆われてきた。
均一な大量生産、安価、加工度の自由等、経済効率が最優先され、結果、日本の街はどこへいっても同じ、ペナペナな新建材の安っぽい住宅、店舗だらけ。
それぞれの地域とその歴史に根ざした特色などもうなにもない同じ景観。
わずかに残る、元は良質の造りの古民家にも、見るのが哀しい戸や窓のアルミサッシ。
日本人は「伝統」を重んじ、美意識が優れている、などというのはまったくの嘘っぱちだ。
アルミとプラスチックの竹垣もどき、焼き杉などとみえるのもプリントものの醜悪さ。
こんなことをやっていて「武家の古都鎌倉を世界遺産に」などちゃんちゃらおかしい。
5 16, 2009 16.都市・住い・インテリア・暮らし, 28.それってどうなの鎌倉 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
卒業生のMixi日記で、名付けについての『徒然草』の段(第百十六段)が紹介されていたので、おおそういうところがたしかあったな、と岩波文庫版や講談社学術文庫版を引っぱり出して読む。
1330年代(鎌倉時代末期)に書かれたと推定されているから、もう700年近く前に、名付けに凝ってみたり、見慣れない文字を使う風潮があり、兼好は「いとむつかし」(いとわしい、うっとうしい、見苦しい)と批判している。
橋本治は平安時代の『枕草子』の原文を一字一句、助詞、助動詞にいたるまで逐語的に、現代日本の若い女の子の話し言葉に「訳す」という試み(『桃尻語訳枕草子』)をしたが、『徒然草』も(全段ではないが)『絵本徒然草』(絵・田中靖夫/河出文庫)として、訳と註を書いている。
清少納言の書きあらわしたことばは、いってみれば "完全な古文" "完璧な平安時代語" で、言葉自体は現代の言葉とはだいぶ異質だから分かりにくいけれど、言っている内容はとても分かりやすい。
しかし兼好の文章はそれより約三百年後の ”ちょっと崩れた平安時代語” で、現代の普通の書き言葉にかなり近いものがあり、そのままでけっこう読めてしまうところがあるが、だからといって内容が分かるかというとかなりあやしい、と彼はいう。
逐語訳ではなく、「分かった」ということの解体とその再構成。
「訳」もおもしろいが、「註」が兼好法師の思想、志向と現代とを結びつけ、かつ奔放に拡がって楽しい。
「名前なんぞというのは、シンプルにつけるもんよ。それでなけりゃ、つけられた方が迷惑しちまう。
そのシンプルに "広がり" なり "味" なり "古び" なりをつけて行くのが、そのつけられた側の役目というもんじゃもの。それをそうなる前から奪っちまったら、つけられた側の未来はないというようなもんじゃな。
ワシの書いたものによく出て来る "仁和寺" な。あの寺が出来たのが仁和二年という年じゃったから、それで仁和寺というだけじゃな。ただそれだけの話じゃ。それが立派な寺になるのは、その寺が立派だからじゃ。昭和寺だの平成寺だのというのがどこか薄っぺらだとしたら、それは名前のせいではないな。その寺の努力が足りんという、それだけの話じゃ。実質のない名前は、ただの笑いもんという、それだけの話じゃろが」
5 16, 2009 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ, 14.読書三昧 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
『おやじがきー絶滅危惧種中年男性図鑑』(内澤旬子/にんげん社)より。
内澤さんのイラストはたぶん雑誌『本とコンピュータ』に連載され、のちに『印刷に恋して』(松田哲夫/晶文社)にまとめられたもので初めて見たと思う。
その後『「本」に恋して』(松田哲夫/晶文社)、『センセイの書斎―イラストルポ「本」のある仕事場』(幻戯書房)、そして同じくイラスト・ルポ『世界屠畜紀行』(解放出版社)などを読んできた。
どれも対象への好奇心と理解して少しでも伝えたいという気持ち、観察に支えられた優しいイラストレーションとルポでとても好きだ。
『おやじがき』のあとがきによると、おやじを描き始めたのは1999年だそう。まだ三十代前半で、おやじの気分など想像もつかなかった。「相方を喜ばせるため」街でみかけたおやじをチラシの裏などに描きなぐっていたのが始まり。
イラストレーターになってから、自主的に何かを描く暇も機会もない。しかし自分は本当のところ何が描きたいのか悩み、「ならばいかに商品として通用するイラストを描くか」を追求していたときに、一方で、なんにも考えずになぐり描いていたおやじ画をまとめてみたら「なんだか愛しかったのです」。
コピーの手製本がコミケで売れ、出版社から本にしたいと話があり、さらに一年半かけて「おやじを渉猟」して作られた(奥付を見ると、編集は「南陀楼綾繁」とあって「なんだろうあやしげ」と読みがふってある)。
辛酸なめ子さん(漫画家・コラムニスト)によるオビの文句からー
「一秒の出会いが一生になる。そんな存在感あふれるおやじが満載です」
「男は枯れるのではなく、煮詰まってゆく……」
「オバハン」も描いてもらいたいが、こちらは少しも絶滅危惧種ではないからなぁ。
5 15, 2009 07.デザインの世界, 14.読書三昧 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
私の庭デザインの原則は多様性、共生、共棲。
もうひとつ、ちょっと手を加える以外は成り行きで自然にまかせること。
「雑草」を親のかたきのように引っこ抜いたりもしない。
そのままはやし、育てたいもののじゃまになる分だけ上を切る。
「雑草」の根も土を豊かにし、「雑草」のなかに「害虫」の天敵の虫も育つ。
なので、寺社の「手入れの行き届いた=必要なもの以外はすべて排除する」ような庭は嫌いだ。今の社会と同じ。
きれいに畝を作って一種類のものの種を筋まき、などはしない。
この葉物エリアの一角も、リーフレタス、サニーレタス、サラダ菜、小松菜、ルッコラ、ベビーキャロット、小カブ、バジルなどなど(あとは忘れた)入り混じっている。
あらかじめ、何をどれだけ収穫したい、などと決めているわけではない。
なにが成長してくるか、予測できないのがおもしろいところ。
まあ、教えている学生たちとも通じるものがある。
この季節、Partnerとの二人分の葉物サラダにするくらいは間引き菜だけで毎日十分獲れる。
5 13, 2009 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
庭の日陰で雪の下の花が咲き始める。
雪の下は地上で四方八方に赤い根を伸ばし、いい土地を見つけると根をおろして葉を茂らせ、じわじわと領土を拡げる覇権主義者。
だから別に花を咲かせ、種をばら蒔く必要はなさそうだが、この時期少し不思議なかたちの花を咲かせる。
花弁は5つで、上3つに斑点があり、下2つが長い。
下の弁が3つのものもある。
5 11, 2009 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
ボリジの花を開ききったものから摘む。
中央の黒い雄しべを摘み、茎を押さえてガクから引き離す。
水を張った皿に浮かべるとゆらゆらと妖精のよう。
ふつう砂糖漬けにしてケーキに使ったりするが、砂糖ではなく蜂蜜に漬けてみることに。
5 10, 2009 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(2) | トラックバック(0)
BSジャパン「ガイアの夜明け “格安の激震〜衣料不振に価格革命で挑む〜"」を見て、この番組編集に対してふつふつと怒りが煮えたぎる想い。
高級ブランド品の在庫余りを現金で買いたたいてネットで安く売る新手のビジネスも登場などというのはどうでもいい。勝手にやれば。
許せないのは、「大手スーパーが起死回生を狙って、衣料品の安さの限界に挑戦、その裏側に密着」という部分の扱い。
大手スーパーというのは西友。
ジーンズを1980円だかで売り出したら、他店に980円で出し抜かれた。
「消費者の要望に沿うような品質でさらに安く」と尻をたたかれ、死んだ目つきのバイヤーは中国にとぶ。
訪ねるのは、あのウォルマート(今は西友の親会社か)の中国支店。
「裏側に密着」といいながらウォルマートの手引きのバイヤーに会って「やっと品質、価格とも満足できるものが入手できた」というだけのことで、「裏側」など描くはずもなく、この販売競争の行く末は、などとばかばかしく終わる。
「ガイアの夜明け」などと大仰に打ち上げているタイトルに見合うジャーナリスト精神がほんのカケラでもこの番組プロデューサーにあるのか?
「裏側」「夜明け前」の一端はこちらを:
ジーンズのポケットの中の手紙
原宿で嬉々として行列して買い物する日本の若者たちの無知と愚かしさ。
「無知」とは単に知識がないということではない。
知らないということを知らないこと、疑問、関心を持たず、知ろうとしない、批判力、イマジネーション力の欠如した精神の怠惰なあり方。
5 9, 2009 14.読書三昧, 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ, 17.衣・ファッション | 固定リンク | コメント(8) | トラックバック(0)
庭に今年植えたリラ(ライラック)、紫花と白花。
梅雨のようなジトジト雨を経て満開を迎えた。
『伝説の花たち』(山と渓谷社)よりー
ハートフォードの田舎に遠乗りにきた貴族が村の娘を見そめた。愛をささやき結婚の約束までしたが、華やかな貴族の令嬢に心移りし、約束を反故にする。
信じ切って嫁入り支度をしていた清純な娘は深く傷つき、しおれた花のように死んでしまった。
人々は哀れみ、墓を薄紫色のライラックの花で覆ってやった。
翌朝、その枝が一晩で根づき、すべて白い花に変わっていた。
白いライラックはこの土地からイギリス中に広まった。
娘の墓は今もワイ川のほとりの教会で、白いライラックの花に包まれている。
ちょうど1年前のリラの過去記事:
リラの香り(リムーザン讃歌 Homage to Limousin-13)(2008.5.8)
5 8, 2009 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
今やっている新入生向けの「イメージと文字」授業は、画像イメージと文字でポスターをデザイン制作させるのだが、共通のテーマを「食」としている。
「食」は誰でも毎日向き合っている。しかし、知ろう、考えようとしなければ、ただ手近なもので腹を満たす行為にしかならない。
映画『いのちの食べかた(OUR DAILY BREAD)』や『ファーストフード・ネイション(FIRST FOOD NATION)』を観せ、考えるきっかけを与え、テーマを決めさせる。
ネットで調べただけでは駄目、自分が取り組もうとするテーマに関わる本を最低1冊は読むよう言ってある。で、この間私が読んできている「食」に関わる本を学生たちにもいくつか紹介する。
分類はあくまで便宜的なもので、すべてさまざまに連関しあっている。
以下参考 ー
◎食と生命 ーなぜ食べるのか、なにを食べるのか、「生きる」ということと「食」
『生命と食』(福岡伸一/岩波ブックレット)
『食の位置づけ~そのはじまり』(辰巳芳子/東京書籍)
『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』(福岡伸一/木楽舎)
『食べものはみんな生きていた』(山下惣一/講談社)
『死を食べる ー動物の目で環境を見る』(宮崎学/偕成社)
DVD『いのちの食べかた(OUR DAILY BREAD)』
◎食の世界になにが起きているのか
『食大乱の時代 ー”貧しさ”の連鎖の中の食』(大野和興・西沢江美子/七つ森書館)
『食がわかれば世界経済がわかる』(榊原英資/文春文庫)
『食料植民地ニッポン ー日本は米中に「胃袋」まで占領されてしまった』(青沼陽一郎/小学館)
『フードクライシス ー食が危ない』(金丸弘美/Discover)
『飽食の海 ー世界からSUSHIが消える日』(チャールズ・クローバー/岩波書店)
『水の未来 ー世界の川が干上がるとき あるいは人類最大の環境問題』(フレッド・ピアス/日経BP社)
『水戦争 ー水資源争奪の最終戦争が始まった』(柴田明夫/角川SSC新書)
◎食の歴史・文化史
『世界地図から食の歴史を読む方法』(辻原康夫/KAWADE夢新書)
『食の世界地図』(21世紀研究会編/文春新書)
『「食」の課外授業』(西江雅之 /平凡社新書)
『日本の味と世界の味』(小泉武夫/岩波現代文庫)
『非差別の食卓』(上原善広/新潮新書)
◎野菜の文化史
『世界を変えた野菜読本 ートマト ジャガイモ トウモロコシ トウガラシ』(シルヴィア・ジョンソン/晶文社)
『アジア菜食紀行』(森枝卓士/講談社現代新書)
『ジャガイモのきた道 ー文明・飢饉・戦争』(山本紀夫/岩波新書)
『ジャガイモの世界史 ー歴史を動かした”貧者のパン”』(伊藤章治/中公新書)
◎日本の農と食、「フードマイレージ」「地産地消」
『農から見た日本 ーある農民作家の遺書』(山下惣一/清流出版)
『フードマイレージ ーあなたの食が世界を変える』(中田哲也/日本評論社)
『コンビニ弁当16万キロの旅 ー食べものが世界を変えている』(コンビニ弁当探偵団/太郎次郎社エディタス)
『地域の力 ー食・農・まちづくり』(大江正章/岩波新書)
『いのちをはぐくむ農と食』(小泉武夫/岩波ジュニア新書)
『サカナと日本人』(山内景樹/ちくま新書)
『パーマカルチャーしよう! ー愉しく心地よい暮らしのつくり方』(安曇野パーマカルチャー塾 編/自然食通信社)
『ピースフード 安曇野の大地からのレシピ ーマクロビオティックでいこう!』(シャロムヒュッテ 編/家の光協会)
◎日本の食、食文化とその変貌
『ニッポンの食卓』(石毛 直道/平凡社)
『あなたのために いのちを支えるスープ』(辰巳芳子/文化出版局)
『娘につたえる私の味』(辰巳浜子・辰巳芳子/文藝春秋社)
『和食と日本文化 ー日本料理の社会史』(原田信男/小学館)
『戦下のレシピ ー太平洋戦争下の食を知る』(斎藤美奈子/岩波アクティブ新書)
『冷蔵庫で食品を腐らす日本人 ー日本の食文化激変の50年史』(魚柄仁之助/朝日新書)
『サカナと日本人』(山内景樹/ちくま新書)
『食卓文明論 ーチャブ台はどこへ消えた?』(石毛直道/中公叢書)
『本多勝一のこんなものを食べてきた!』(本多勝一・堀田あきお&佳代/朝日新聞社)
『いとしいたべもの』(森下典子/世界文化社)
『食と日本人の知恵』(小泉武夫/岩波現代新書)
『食生活が人生を変える』(東城百合子/三笠書房・知的生きかた文庫)
◎安ければいいのか
『安ければそれでいいのか!?』(山下惣一編著/コモンズ)
『儲かれば、それでいいのか ーグローバリズムの本質と地域の力』(本山美彦他/コモンズ)
『セブンイレブンの正体』(古川琢也+週刊金曜日取材班/金曜日)
DVD『おいしいコーヒーの真実 ートールサイズのコーヒー1杯330円、コーヒー農家が手にする金額、約3円 あなたが飲む1杯のコーヒーから世界のしくみが見えてくる』
DVD『ファーストフード・ネイション』
◎屠畜をめぐって
『いのちの食べかた』(森達也/理論社・よりみちパン!セ)
『ドキュメント賭場』(鎌田慧/岩波新書)
『賭場文化 ー語られなかった世界』(桜井厚・岸衞編/創土社)
『世界屠畜紀行 ー屠畜場イラストルポ』(内澤旬子/解放出版社)
『もう牛を食べても安心か』(福岡伸一/文春新書)
5 7, 2009 11.教育と学びのデザイン, 19.食と農、健康と病 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
ご近所Eimiさんにいただいたボリジの大株を庭に植えていたが花が開き始める。
泰西名画の聖母マリアの衣にこの鮮やかで清らかなブルー色が使われたという。
ボリジの過去記事:
今朝のおはよう-136 庭の花たち(2008.5.14)
今朝のおはよう-57 ボリジ(2007.5.21)
5 6, 2009 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
5 5, 2009 07.デザインの世界, 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
今朝のおはよう-217で、 紫カタバミの花をクローバーと間違えていた。
つつじさんのご指摘で気づく。
あらためて、右、 紫カタバミの花と葉。カタバミ科。
左、庭のクローバーの花と葉。マメ科。
カタバミは葉の先が割れてハート型になっている。
クローバーの葉と花。
マメ科シャジクソウ属。
あれ、こっちもよく見るとハート型だな。
ちょっと分類が分からなくなってきた。
※追記(09/05/05)
これもカタバミでした。
四葉も混じるクローバー。
5 5, 2009 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(2) | トラックバック(0)
庭で夕食の生野菜サラダの材料穫り。
観察しながらちょっとずつ。
リーフレタス、サラダ菜、サニーレタスの間引き菜。
水菜の菜の花。
あちこちから生える三つ葉。
山葵(わさび)の若い葉と茎。
ルッコラとサルバチコの胡麻風味。
青シソの若葉をほんの一枚。
ホースラディッシュの若葉。これは刻んでからし味。
ピリッとしたクレソンの若葉。
小松菜の間引き菜。
チコリのみずみずしい葉。
繊細なチャービル。
春菊の若葉。マローの大葉に隠されつつある。
スイートバジルとダークオパールバジル。
サラダバーネット、あちこち。
イタリアンパセリ2種とパセリ。
タイやベトナム料理でおなじみコリアンダー(香菜)の若葉。
坂ノ下・三郎丸の釜揚げシラスと腰越のひじきを加えて。
量は多くないがこれだけ混じっているので、一口食べるたびにいろいろな香りと味わいの変化が楽しめる。
Partnerが作った、何種類かのドレッシングで。
5 1, 2009 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)