今朝のおはよう-187 陽が射して
2 28, 2009 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
氷雨に濡れて咲く庭のオダマキ。
吉野山中で奥州に逃れる義経と別れ、鎌倉殿(頼朝)のもとに引き立てられた静(しずか)は命じられ、舞いかつ唄う。
しずやしず しずのおだまき繰り返し 昔を今になすよしもがな
吉野山峰の白雪踏みわけて 入りにし人の跡ぞ恋しき
私の息子は「静記(しずき)」という名なのだが、幼い頃、鶴岡八幡宮、舞殿での「静の舞」を見せたところ、「しずき、おだまりっていってるの?」と不思議そうにしていた。
過去記事:
苧環(おだまき) 2006年03月20日
2 27, 2009 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
『ミケランジェロの暗号(原題:THE SISTINE SECRETS)』(ベンジャミン・ブレック&ロイ・トリナー著・飯泉恵美子訳・早川書房)。
バティカン・システィーナ礼拝堂には一昨年訪れ、ミケランジェロの天井画に感動した(先日、ショウちゃんがうぃ〜と見上げたかどうかは知らない)。
小説や映画『ダ・ヴィンチ・コード』で、レオナルド・ダ・ヴィンチがいかに宗教的異端であったかが有名になったが、レオナルドの宿敵といっていいほどのライバル、ミケランジェロもまた当時の正統カトリックからすれば、異端思想の持ち主であり、バティカン・システィーナ礼拝堂の有名な天井画にはさまざまなその暗喩的メッセージが残されている、という本。
が、ここでは内容ではなく、本のカバーの話。
A5判(148×210mm)の普通の単行本なのだが、良くみると、カバーが3段になっている。帯と見えたものも帯ではない。
カバーを外して、4回折りになっているのを拡げると、60cm角大になり、天井画の写真が現れる。
装丁:山田英春、とある。
2 25, 2009 07.デザインの世界, 14.読書三昧 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
米アカデミー賞主演男優賞に『Milk』のショーン・ペン(Sean Justin Penn)が選ばれたのを見ていて、「ショーン」という名前から思い起こしたこと。
彼の祖父母はリトアニア及びロシアからのユダヤ人、母はイタリア人及びアイルランド人の、父はスペイン人の血を引いているという。
まあ、アメリカ人といってもこの程度には複雑なハイブリッドがけっこう普通なのだ。
「ショーン(Sean)」はアイルランド系の名。
ショーン・コネリーももちろん。
イギリスでは「ジョン(John)」。
ジョン・ブル(John Bull)は雄牛のように頑固で無愛想なイギリス人のこと。
同じゲルマン系では、ドイツでは「ヨハネス(Johannes)」。
略称「ヨハン(Johann)」あるいは「ハンス(Hans)」。
ヨハン・シュトラウス。
ロシアでは「イワン(Ivan)」。イワン雷帝、イワンの馬鹿。
ハンスもイワンもドイツ系、ロシア系を指す代名詞になっている。
オランダ、ポーランド、チェコ、デンマークなどでは「ヤン(Jan)」。
ヤン・フェルメール、ヤン・チヒョルト。
新世界アメリカ・ニューイングランドに入植したオランダ人をイギリス人がからかって「ヤンキー(Yankee)」と呼んだのが、その後広がり、20世紀後半からは「Yankee Go Home !」と世界中から嫌われるアメリカ人全体の俗称になった。
ラテン系諸国にいくと、フランスでは「ジャン(Jean)」。ジャン・コクトー。
イタリアでは「ジョバンニ(Giovanni )」。ジョバンニ・ベリーニ。
ポルトガルでは「ジョアン(Joao)」。
スペイン(ラテン・アメリカスペイン語圏)では「ファン(Juan)」。ファン・ルルフォ。
コーランで預言者のひとりとされるのは「ヤフヤー(Yahya)」。
で、これらはすべて古代パレスチナ周辺の地の民の名「ヨハネ(Johannes)」が元になっている。
ヘブライ語で「神(エホバ=Jehovah)は慈悲に満ち恵み深い」というような意味。
イエスの洗礼者でもあり、十二使徒のひとりでもあり、「新約聖書」の「ヨハネ福音書」「ヨハネの手紙」「ヨハネの黙示録」(これらは同一のヨハネという人物によるものとは考えられていないが)があり、キリスト教のヨーロッパへの布教拡大とともに代表的な男子名となった。
世界はこのくらい名前でもつながっている。
2 24, 2009 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ, 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
フランスきっての磁器絵付けアーティスト、パトリック・オドヴァールが来日するたびに、有田、京都、瀬戸など日本の焼き物の地を案内した。
今回実現した、京焼八代清水六兵衞さんの香合をもとに、パトリック絵付けのコラボレーションによる限定40個のリモージュ・ボックス「立雛」。
八代清水六兵衞さん:
和の香合に洋の色絵磁器の愛らしい小箱。手のひらに載るほどの小さな形の中に美しさと楽しさがあふれています。
同じ形でも生地と絵付けの違いによって全く別の表情になるのも楽しみの一つです。
和陶器と洋磁器のコラボレーションが出来たことは、新しい試みとして、非常に楽しみにしています。
パトリック・オドヴァール:
京都を訪れた折りに拝見した、六兵衞窯の焼き物と先生の作品のすばらしさに感激しました。
今回、清水六兵衞さんにいただいた「おひな様」というテーマでリモージュボックスを作ることができたことは、たいへん意義深く、光栄なことです。
陶器アーティストである先生のデザインを、セラミスト(磁器作家)としてリモージュ磁器に実現したことは、「京焼」と「リモージュ磁器」という二つの違った焼き物の文化を結びつけ、互いに響き合うための橋をかけることだと思います。この作品に、そのような意義を感じています。
2 23, 2009 10.美術工芸 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
囲炉裏パーティーのため、自転車で20分ほどの小坪漁港に買い出しに行ったあと寄った浄土宗大本山・光明寺境内裏の内藤家墓地。
日本の見慣れた墓石とは違う形状で、梵字が刻まれ、ちょっとアナザー・ワールド。
中世仏教史が専門の清家義英先生(現・多摩美術大学学長)によれば、墓を移築してきたときあまり意味のある並べ方はしていないらしい。
内藤家墓地の過去記事:
史跡「内藤家墓地」(鎌倉材木座)
2 22, 2009 01.私の好きな鎌倉の風景 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
写真は『BLACK PANTHER - The Revolutionary Art of EMORY DOUGLAS』より
「初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。…万物は言によって成った。成ったもので言によらずに成ったものは何一つなかった。言のうちに命があった。」(ヨハネ福音書)
ことばの重要性
「デザイン学科に入ってくる若い人のなかで、ことばと文字の表現の重要性に気づいている人は少ない、というかほとんどいないね。」
ー 具体的にどんなことでしょう?
「高校の美術部や美大向け予備校では、どうしても色彩構成とかイラストレーションとかデッサンが中心になり、グラフィックデザインやビジュアルデザインのなかでは、ほんの少しの例外を除いて、ことばと文字表現(タイポグラフィ)がいかに死活的な役割を果たしているかは学ばない。」
「ロートレックの絵が、文字情報を含むことによって、それまでの絵画ではなく近代のデザインポスターになったことの歴史的意義やデザイン史的意味はちゃんと教えて欲しいね。」
ー ふむふむ。
「だから私がずっと新入生向けに受け持っている、今は《イメージと文字》と呼んでいる授業ではそのことを少しでも分かってほしいというのがかなり中心。
ポスター一枚にしても、ビジュアル、グラフィック面で九十パーセント成功していても、ことばと文字・タイポグラフィが適切でなければデザイン的に失敗なのだということを徹底的に指摘する。」
ー ああ、確かに美大に来る前に石膏とか静物デッサンを山ほどやってきた学生はいても、そういう文字の扱い方には慣れていないかもしれませんね。
「しかし、タイポグラフィ以前の《ことば》の問題は、単にことばについてのセンスやボキャブラリーというレベルの話ではなく、テーマについての思考、考察がどこまで深く届いているか、に関わるのでもっと難しい。」
「単に気の利いたキャッチフレーズを思いつくというような問題ではなく、対象やコンセプトとの関係に基づいた言語的営為だからね。」
ー 視覚化だけじゃなく言語化も必要なんですね。
「《ことばでのプレゼンテーション》を重視する向きも、あれこれ能書きを言わず制作物で勝負すべきという向きもあるよね。」
ー はい。
「それは場合によるだろうけれど、私は、一流のデザイナー、クリエイターは、自分の制作作品を、必要であればきちんとことばで説明、プレゼンテーションでき、また他の人の作品もことばで批評することができる、ということの方に組するね。」
ー 私はあまりイメージを言葉にするのは得意ではないですが、本当に理解するということは言葉にして言えることなのだと聞いたことがあります。
「そこで述べられるのは《好き》とか《嫌い》とかいうレベルの話ではなく、またビジュアル的・イメージ的な話だけではなく、ことば(われわれの多くの場合日本語)で考え抜いているからそれが可能だろうと思う。 」
ー インプットした情報を言葉にせよイメージにせよ、アウトプットするという行為自体、デザインなのかもしれませんね。そうおっしゃっている高味先生の言葉には説得力があります。私も精進します(笑)
ありがとうざいました。
2 20, 2009 07.デザインの世界, 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
『本と活字の歴史事典』(印刷史研究会編・柏書房)より
Adana-21J
「デザイン学科にAdana-21J という小型活版印刷機と活字を導入して、ワークショップや私の《イメージと文字》授業に組み入れている。」
ー はい。ワークショップには私も参加させていただきました。
「このコンピュータ時代になぜそういうことをするのか?」
ー なぜでしょう?
「別に印刷関係に限らず、どんな技術体系だって歴史的な工夫の積み重ねや発明・発見や人々の了解の上に今の技術があるわけ。当然だよね。コンピュータの最先端ソフトウェアは先達たちの、まあいわばアナログ時代のノウハウの蓄積、工夫の結晶を取り入れてできている。」
ー そうですね。
「現在のソフトウェアはそれらの積み重ねられた熟練やセオリーのノウハウをバーチャルにコンピュータ上に実現しているもの。」
「しかしそうしたノウハウが産み出された、あるいは工夫のプロセスを知らないままその《果実》だけを無自覚に利用するとどういうことになるか?」
「Illustrator であれInDesign であれ、ほとんどデフォルトでそれなりの文書表現を作ってくれてしまう。それでできたものを、タイポグラフィの観点から、あるいは編集レイアウトデザイン的な観点からクリティークしろといったら、学生たちはたぶん意見を述べる上でほとんど何も持ち合わせる根拠も経験も知見もないだろうね。」
ー はい。今の便利な環境下で育ってきた人達は普通知らないですよね。
「ソフトウェアが初期的に最適として作ってくれてしまっていることにそもそも気づかない。それではだめだと思う。」
ー 知る機会があればいいとは思うんですけど…。
「昔の、活字活版時代のことをすべて後追い経験する必要はもちろんない。《身体性の回復》とか《アナログの復権》とかの流行を追う(というか創る)、今これが新しい、が売りのデザイン雑誌的キャッチフレーズに追随する必要もない。」
ー 今の人達も単に懐古趣味とか奇をてらった発想とか、そういう解釈はたぶんイヤでしょうね。
「活字組版・活版印刷そのものは産業的にはもう過去のものであるのは確か。」
「美術工芸品的に一部生き残り良質な小品を残す路もあり、その路に進む人が出ることを否定はしないしおおいにやってほしい。」
ー そういう考え方や生き方も立派だと思います。
「けれど、活字をひとつずつ拾い(ここでは日本語で使用する文字に対する知識、知見が問われる)、並べ、印刷上には現れないような字間、行間を整え、版面を作り、コンピュータ画面上のプリントボタンをクリックすればプリンターから出力されてくるのとは違う、自分自身による印圧調整や紙への力加減等を実際に自覚的に経験するかどうかは、その後のさまざまなことに対する傾注力、注意力、観察力、そして思考力に決定的な違いをもたらすだろうと思う。」
ー そうですね、どんなキッカケにせよ体験的に得ることは大きいかもしれません。
「そして、まだAdana-21J のような形でその一端を経験できる環境があるならば、できるかぎり多くのこれからのデザイナーの卵たちに経験し、感じ、考えてもらう機会にしたい、というのが私の考え。 」
ー それこそ《環境》があるのなら、活用した方がいいですよね。私もAdana-21J に触れて良かったと思います。
2 20, 2009 07.デザインの世界, 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
ガリ版(謄写版)−2
「謄写版というのは印刷機、ヤスリ、原紙、鉄筆、インキ一式でも手で持ち運べる。コンピュータ機器のように電気がなければただの箱と違い、密林、砂漠、山奥のような所でも使える(現在でもアジア、アフリカなどで使われておりラオスなどでは《トーシャバン》で通用する)。
中国、台湾、日本など何千という漢字を扱う文字圏でも手描きだから自由。これってDTP(デスクトップ・パブリッシング)の元祖だよね。」
ー 確かに!
「別の面、産業・技術史的にみると、文字│印刷の世界も、産業資本主義、大量生産・大量消費の過程のなかで、徹底的に分業化、専門化されて、モノを作っている人間にとって全体像と制作プロセスと最終成果物は疎遠なものになってしまった。」
ー うーん。便利なような不便なような。
「デザイナーは《この部分ヤヤ詰め》などと指定すれば熟練写植オペレーターが調整し、写真全体にもっとコントラストをとかここもっと青くとかいえば、レタッチャー(私ももともとそのプロ)が手を加え、という具合だった。」
「DTP は、このプロセスで失われてしまったクリエイター(職人とかクラフツマンとかいってもいい)のトータリティ、ガリ版の持っていたトータリティの可能性を改めて新しい次元で取り戻し、再創出する環境であり機会だと私は思う。」
2 19, 2009 07.デザインの世界, 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
ガリ版(謄写版)−1
「《ガリ版》という製版・印刷システムを知ってる?」
ー いえ、呼称を聞いたことくらいしか無いです。
「今の学生の親世代でももう知らないかもしれないね。でもおバカな《ことえり》でもちゃんと変換するなぁ。」
ー 現役生の親世代は知らないかもですね。私の親は知っていたようですが(笑)…それは置いといて続けて下さい。
「私が好きな漫画家・高野文子の『美しき町』(『棒がいっぽん』マガジンハウス所収)に、昭和三十年代の郊外工場労働者が社宅でビラをガリ版で作る印象的な情景がある。」
「《ガリ版》は活字組版・活版印刷│写植・電算写植│コンピュータ組版(オフセット印刷)というメインの印刷史の流れのなかではほとんど出てこないけれど、印刷・情報メディア史のなかでとても重要な意義をもっていると思うし、私個人の文字、組版、印刷、編集デザインとの関わりのなかでも原点なんだ。
正式には謄写版印刷といってシルクスクリーンなどと同じ孔版印刷の仲間。
一時流行った年賀状の《プリントゴッコ》ははがきサイズの謄写版だよ。」
ー あ、プリントゴッコと聞けばグッと身近な感じがしますね。
「十九世紀末、あのトマス・エジソンが原型を発明し、日本の堀井新治郎という人が改良し、コピー機が出回る一九七〇年代くらいまでは、学校のテスト、副教材、お知らせ、役所の文書などをはじめ、けっこう最近までラジオやテレビ、芝居や映画の台本など幅広く使われた。」
ー そうだったんですか。
「溝が刻まれたヤスリの上に和紙に臘(ろう)などを塗った原紙を置き、鉄筆で文字を書く、というか刻む。この時《ガリガリ》という音がたつので通称《ガリ版》。」
ー ベタなネーミングですね(笑)。
「この作業を《ガリ切り》というんだけれど、小学生時代からやっていた私は若い頃この道のプロで、ずいぶん仕事や講習会の講師などもやったね。
ついでながら宮澤賢治も上京時、ガリ切りの仕事をしていた。」
ー 専門的な仕事だったんですね。
「ヤスリ盤には溝の角度や疎密にさまざまな種類があり、鉄筆の先も細かい文字用から広範囲のツブシ用までいろいろ。原紙も各種方眼目や原稿用紙目など用途によって使い分ける。」
ー 鉄筆ということは、手描きなんですね。
「で、小学生のころは勝手な字体やレイアウトで学級通信など作っていたけれど、中学時代になると大人の作った色々なものを見て、書体の違いやレイアウトということを意識し始めた。
バッテン型の溝のヤスリはフリーな書き文字体に適するが、水平垂直溝のものだとゴシック体が比較的楽に描ける。」
ー 楽って…手で描くのは大変そうですけども。
「見出し文字は本文とはまた別で、書体事典や書道事典を見ながら太明朝を描いたりした。
変わったところでは、宋朝体用の右肩上がり角度のついたヤスリと文字用の枠が縦長になっている原紙があって中学生の頃からけっこう好きで宋朝体で詩集など作っていた。
ガリ版は私にとって、現在につながるタイポグラフィへの関心の原点なのだけれど、一方で文章ライティングと編集デザインの原点でもあるんだ。」
ー ライティングとデザインが?
「なぜかというと、小学生時代の学級新聞でも中学生時代の自主制作物でも、企画、取材からライティング、編集、デザイン・レイアウト、見出し付けからちょっとしたイラスト、ガリ切り、印刷、配布ないし展示までひとりでやっているわけ。」
ー 一人で何役もこなしてたんですね。今ではデザイナーでさえ手描き文字を入れることは少ないのに。
「当時どんなに内容的表現的デザイン的に稚拙であれ、このトータリティを持ったプロセスを好きでやった、好きにやれた、あるいはそれを可能にしてくれたガリ版というメディア環境が今の私を形作っていると思う。」
2 19, 2009 07.デザインの世界, 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
読む、書く、伝えるの原体験
「私の場合、文字や言葉や印刷、メディアということへの関心をずっと持ち続けているということのバックグラウンドは、やはり子どもの頃から本や新聞を読むのが好き、日記や文章を書くのが好き、ガリ版(後述)で新聞やビラや小冊子を作るのが好きだったということだと思う。
昨年《ネットワーク》という授業の課題のなかでウェブに関する啓蒙的な(技術的なものではない) 新書本(『ウェブ時代をゆくーいかに働き、いかに学ぶか』梅田望夫/著 ちくま新書 )を一冊読ませたのだけれど、新書本を読むのは初めてで、電車の中で読んでいたらビジネスマンになったような気がした、という感想があり、いくら若い人の《活字離れ》が進んでいるとはいえ、ここまできているのかと愕然としたなぁ。
ふだん新聞も本もほとんど読まず、コミックとビジュアル的な雑誌とウェブくらいしか見ないという生活のなかから、文字のことをまともに学んでいこうというような志向や感性が出てくるだろうか?」
ー うーん。さすがにそれはキビシイ傾向かもしれません。
「出てくるとしても単にビジュアル的におもしろい文字使い程度ではないかな。」
ー …活字というよりはビジュアル要素として。
「もちろんきっかけとしてはそれでもいいのだけれど、新奇な使い捨てデザインにとどまらず、時代や文化と切り結ぶためには、始めに話したような視点や関係をちゃんと本を読んで調べたり、考えたり、分け入っていかなくては…。」
ー 興味の対象が無いとなかなか難しいですね。
「私は学生の頃、社会思想史を専門に学んでいたけれど、なにかひとつのテーマに取り組もうとしたら、そのテーマについての啓蒙書、専門書と周辺で関連することを扱った本を少なくとも本棚一段分くらいは読んで考察せよ、と言われたもの。
啓蒙新書本一冊読むのに十日間もかかるような、つまりまとまった文章を読む習慣を身につけていない今の学生に対してとてもこういうことは言えないね(笑)。」
ー ある意味情報が溢れすぎていて調査する必要性が無いのかもしれません。
「どこの大学でも、学生のレポートがウィキペディアの切り貼りだらけで、それを判定するための教員用ソフトがあるなどと冗談のような話があるね(笑)。」
ー ははは(笑)(まずいなー。私も引用することあったりして・汗)
「しかし本を読んで考える、さらにはその結果を文章にまとめるということと、ウェブで《情報を検索》して必要な《情報結果を得る》、それを切り貼りしてレポートを作るというのは、リテラシーや知的営為として全然違うことだよね。
《検索結果》は見えているけれど、それはあくまできっかけに過ぎないとはまったく思わず《思考》は停止している、あるいは発動されないまま。」
ー そうですね。頭の中でまとめる行為が抜け落ちているかもしれません。
「ちょっと脱線したけれど、文字をきっかけにタイポグラフィ、印刷デザインや情報メディアにつながって考えて行く場合も、ことば、言語、コミュニケーション・デザインに拡げていく場合も、やはり関連する書籍をきちんと読み、少しずつでいいから自分のなかで知見を関係付けていく努力が絶対に必要だと思う。」
ー はい。
「美大ではよく考えてばかりいないで手を動かせ、と言うけれど、私はそうは思わない。
《考えてばかり》というが、単に狭い自分のなかで悩んでいるだけで《ちゃんと考えていない》こと、《ちゃんと考える》ための素材、知見があまりに貧弱なことが問題。」
ー 確かに。自分の中に料理する素材がなければ作れないです。
「手を動かし、そのなかから発見していくことはもちろん重要だけれど、手だけ動かしていても拡がりや深まりの面で必ず行き詰まるよ。 」
ー 脳も体の一部ですし、体を動かすという意味では、自分の体を総合的に使わないとバランスが悪いかもしれませんね。
2 19, 2009 07.デザインの世界, 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
2月15日に紹介したデザイン学科4年生、山崎祐三子さん制作『Type 文字をめぐって』所収の私の部分を6回に分けて掲載します(インタビューアーは山崎さん)。
ひとくちに文字といえども
ー高味先生は以前、印刷関係のお仕事のご経験があるとうかがっておりますが、何かその周辺で興味深いお話などありましたら教えて下さい。
文字、活字に関することなど何でもお話していただければと思います。
「文字・活字・タイポグラフィの話が中心になると思うけれど、これは実はとても多岐にわたるテーマだよね。」
ーそうですよね。
「ひとつの方向は、文字というものはもちろん言葉と切り離しては考えられないからさまざまな言語(日本語もそのひとつ)との関係、言語論や言語コミュニケーションの文化、歴史のなかでみていかなければならない。」
ーはい。
「もうひとつは、文字から印刷用の活字、組版、印刷へという道筋で、各種の印刷用活字、活字活版印刷、写植、コンピュータ組版、そして印刷だけではない、ウェブも含めた多様な情報メディアと技術史、コミュニケーション・デザインのなかで文字の問題をとらえていく方向。
どのような視点から考えようとしても、歴史、文化、世界、技術等々、文字通りタテ、ヨコ、ナナメの関係を見ていかねばならないね。」
ーはい、あまりにも複雑でつかみ所がないというか。
「文字というものに何かのきっかけで興味をもった若いひとや、デザインを志すなかで、文字の重要性に気がつき、勉強せねばと思っている学生たちにまず伝えたいのは、それだけ奥行きと拡がりをもった難しいテーマであること、けれど学べば学ぶほど自分にとっての新しい発見があり、実におもしろい取り組み甲斐のあるテーマであること。」
ーそう言っていただけると、あまり難しく考えなくてもいいのかな? と思えますね。
「文字やタイポグラフィに興味を持つ、というのはいろいろなきっかけやルートがあるだろうし、人それぞれでいいと思う。」
「さて、どれだけ話が拡がるか深まるかはわからないけれど、少しでも若い人のためのガイドやアドバイズになることを願いながら、私の経験に即して話してみるね。」
ーぜひお願いします!
2 19, 2009 07.デザインの世界, 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
デザイン学科本年度卒業制作の選抜展が、2月22日(日)から3月1日(日)まで「ゴタンダソニック」で開かれます。
2月13日〜15日の上野毛デザイン展を見逃された方も、選抜作品をもう一度じっくりご覧になりたい方もぜひお越しください。
2月22日(日)〜3月1日(日)AM11〜PM7(最終日〜PM5)
ゴタンダソニック
品川区西五反田3-8-3 町原ビル1F
JR五反田駅徒歩7分あるいは東急目黒戦不動前駅徒歩5分
2 18, 2009 07.デザインの世界, 11.教育と学びのデザイン | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
「ショウちゃん、ゴックンしたの?」
「ううん、タローちゃん、ぼくゴックンしてないもん」
イラストはデザイン学科卒業生、照井正邦くん。
週刊朝日「山藤章二の似顔絵塾」にちょくちょく掲載(今日発売2/27号にも)。
過去記事:
照井正邦くんの似顔絵
2 17, 2009 07.デザインの世界, 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
昨年5月来日した麻心(鎌倉長谷)シンさんの奥さんダリさんの娘タミと彼女の息子マルティン(1歳)が滞在ビザの延長が難しく、コロンビアに帰った。
スイス、サンパウロを経て丸2日間かかり無事着いたという。
まだ19歳のシングルマザー。
Buena suerte ! (ブエナ スエルテ=Good Luck !)
マルティンの過去記事:
Bienvenida!(ようこそ!)
ルナ&マルティン
2 16, 2009 02.私の好きな鎌倉の店・Cafe & Bar, 23.日々のなかで | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
2 15, 2009 07.デザインの世界, 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ, 11.教育と学びのデザイン | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
多摩美上野毛デザイン展が始まりました(15日まで)。
本年度の卒業制作が中心ですが、3年生の進級制作も展示されています。
紙・色見本帳を模した3年生作品のカタログ。
人材物色中の方々、ご覧になってぜひツバ付けてください。
2 14, 2009 07.デザインの世界, 11.教育と学びのデザイン | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
多摩美上野毛デザイン学科卒業制作図録に求められて寄稿した卒業を迎える学生たちに贈ることば
1. 卒業生への言葉
あなた方が大学生活を過ごした2005年から2009年という時期は、おそらく後世からみて世界史的なターニングポイントとして位置づけられるでしょう。
自由競争と市場原理をグローバルに押し進めようとしたアメリカ主導の資本主義と新自由主義が音をたてて崩れつつあります。それに追従してきた日本も当然同じ危機に入りました。「格差社会」というような警鐘の段階を越え、「貧困」ということが日本でも現実の問題となっています。世界的にみれば、宗教や「民族」「地域」の対立はますます先鋭化し、温暖化をはじめとする地球環境は悪化するばかりです。
このような時代にデザインということに何ができるのか、大量生産・大量流通・大量消費に「寄り添うように」、あるいは東京という「中央」に集中して展開してきた日本のデザインはこれからこのままでいいのか、デザイナーはどのような視野と創造性、独創性、革新性を持たねばならないのか、真剣に考え続けてほしいと思います。
●学ぶ方法を学ぶ
デザイン学科であなた方が学んだことは、けっして技術や知識だけではないはずです。私が常に望んだことは、「学ぶ方法を学んでほしい」ということでした。学ぶ方法さえ自分で身につければ、社会のなかで、仕事をしながら、歳を重ねても、いくらでも学び続けることができます。
●自分が情熱をもって取り組めるコト、テーマを見つけ、とことんやってみる
あなた方は与えられた課題に取り組みモノを創り出すことはほぼできます。しかし自分で課題を見つけ、設定し、考察・企画し創造するという面ではまだまだ充分とはいえないでしょう。哲学でも数学でも、課題を解決する以前に、問題課題をいかに設定するかが一番重要なのです。デザインの世界でも同じことです。
今後の健康と健闘を祈ります。
2. あなたにとってエネルギーとは?~デザイン創作活動をする上で~
対象とするコト、モノ、ヒトを好きになること。解決の方向は対象自体の関係のなかにあります。それを発見すること。そして、どうしても好きになれなかったらやらないこと。
2 13, 2009 07.デザインの世界, 11.教育と学びのデザイン, 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
明日13日(金)から15日(日)まで多摩美上野毛デザイン展。
学生たちも最後の準備で慌ただしい。
来場者に進呈される豪華(?)フルカラー256ページの卒業制作図録。
卒業制作105名分の紹介、教職員からのことば、受講授業一覧(世の中年表付き)、この学校に入ってよかったですか?ーYes 91%などのアンケート集計。
14日(土)3時からの特別講演会では、ターセム監督、石岡瑛子衣装、世界遺産の数々を舞台にして話題の映画『The Fall(落下の王国)』の上映と佐藤直樹・寺井弘典対談があります(無料)。
専任教員による進学相談も(3日間とも1時〜5時)。
ぜひお越しください。
卒業生たちも来てね。
2 12, 2009 07.デザインの世界, 11.教育と学びのデザイン | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
庭の芽キャベツ。
キャベツは、原種が古代イベリア人、ケルト人の手を経てひろまったとされる。
品種改良の長い歴史のなかでさまざまな変種が生まれた。
芽キャベツもそのひとつでさらにその中でもいろいろあるよう。
キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーは経験があるが、芽キャベツを育てるのは初めてなので、どのあたりまで育つのか、いつどう収穫したらいいか調べたり観察している。
英語で"Brussels sprouts"、フランス語で"chou de Bruxelles"というように原産地は現ベルギーのブリュッセルあたりらしい。
キャベツを中国語では「甘藍(ganlan、かんらん)」といい芽キャベツは「姫甘藍」とか「子持ち甘藍」とか呼ばれる。
う〜む、「子持ち甘藍」ではなにか子だくさんの生活苦がにじみでるが、「姫甘藍」なんて可愛いくていいね。鹿児島産「篤姫甘藍」とか誰か考えそう。
2 11, 2009 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
13日からの多摩美上野毛デザイン展の準備のために大学に行っていたPartnerが、コンピュータルームで身体が冷えきってしまった、というので、囲炉裏と鍋。
岩手水沢の南部鉄しゃぶしゃぶ用鍋を久しぶりに取り出し、昆布とアゴで出汁。
しゃぶしゃぶ用ではないが岩手産牛の切り落とし。
あれ、炭も岩手の切り炭だな。岩手づくし。
水菜、フキノトウ、人参、ワカメ、ゴボウ、ニラ、白菜などを入れ、銀杏、里芋やニンニクを焼く。
肉、野菜を食した後の出汁汁を塩胡椒して飲むと滋味。
2 11, 2009 19.食と農、健康と病, 20.囲炉裏の愉しみ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
TUP(Translators United for Peace=平和をめざす翻訳者たち)のメール配信「TUP-Bulletin」に、ガザからのメールが翻訳掲載(続)。
原文: Prof. Abdelwahed (ガザ・アル=アズハル大学教養人文学部英語学科)
岡真理さんによる翻訳を転載:
【メールその41】
日時: 2009年1月27日 (火) 07:29
件名: トラウマを負った子どもたち
家族を失いトラウマを負ったパレスチナ人の子どもたちは、心理セラピーや特別のケアを必要としている!
誰がこの子たちの世話をするのだ? 疑問なのだが!
地元にも心理セラピーのための団体はいくつかあるが、諸般の事情で事態に対処できない。とはいえ、ここでその理由を説明しているわけにはいかない。
子どもたちは今もなお悪い思い出から離れられない。
恐い夜やうなされた悪夢の数々について今も話している。悲惨、語られていない物語、ストレス、抑鬱といったもののオンパレードを見ているようだ!
そんなさなかの一昨日、悪夢のような日々の記憶がよみがえった。
PFLP[パレスチナ解放人民戦線]が 2発のロケット弾をイスラエルに向けて発射し、それに対してイスラエルが報復するという噂が流れたのだ。
中央郵便局をはじめとした多くの政府の建物から、そしてガザ市内の多くの学校から、みなが緊急避難した!
だが、生徒たちは学校から走って逃げ出したものの、どこへ行けばよいか分からなかった。下校時間ではなかったので、スクールバスもなかったのだ!
多くの海外メディアの特派員たちも事態の新たな展開ないし混迷化を恐れて、ただちにガザを離れた!
きのうは、アメリカ製の F16戦闘爆撃機が頭上を飛んでいたのだが、すわ空襲すると見せかけて、音速の壁を破って、すさまじい爆音をとどろかせた!
ガザ市内の誰もが恐怖におののいた。どこかで爆発があったと思ったのだ!
イスラエルは依然、なんだろうとおかまいなく恐怖をあおり続けている!
それなのに、国際社会はガザへの武器密輸について真剣に議論している!
いったいどんな武器がガザに密輸されているというのだ。実際問題、侵攻が証明したのは、イスラエルのいかなる種類の航空機であれヘリコプターであれ、困らせることのできる武器など、パレスチナ人は何一つ持っていないということだった。連中は、対空砲火ひとつ受けずに飛来し攻撃したではないか!
イスラエルの戦車は、軍事用ブルドーザーがガザの農地の 60%を破壊するのを護衛し、また、ジャバリーヤのエズベト・アーベドラッボとガザ市のはるか北部にあるアタートラとのパレスチナ人の住宅を破壊するときもブルドーザーを守った!
現場に到着した外国メディアの記者たちはその目を疑った。土地の地勢そのものがすっかり変わり果てていたからだ。
人々の精神状態さえすっかり変わってしまった。
土地はまるで地震に襲われたかのようだ。そして……なんといっても、それはみな市民の住まいだったのだ! 何千人もの人々が家を追われて、UNRWAの学校で生活したり、[今は変わり果ててしまった]かつて自分たちの住まいであったものから離れて、どこかの親族のもとに身を寄せている! とにもかくにも、今のこの様子がどんなか、とても言葉では言い表せない! ホロコーストよりおぞましい!
450人もの幼児や子どもがハマースのメンバーや支援者だったなどとはついぞ知らなかった!
みなさんは、どうかお元気で……
2 9, 2009 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ | 固定リンク | コメント(1) | トラックバック(0)
Micの日常の時間をMicの立場になってちょっと考えてみた。
食事に関していえば朝5時半が朝食、夕方5時15分が夕食の2食。これはMicの腹時計によりほぼ決まっている。
あいだに適当におやつや野菜スープ。
朝食の後居眠り。
以下日によって違うのだが、Partnerが起きて朝の散歩。
また居眠り。
昼頃私が起きてきて午後の散歩。
また居眠り。
夕方5時15分、夕食。
で、それから後、これも日によって違うのだが、寝床に入るまでの時間の使い方が最大の問題なのだ。
しっかり食べてエネルギーに満ち、まだ眠くはない。
でももう暗くなって散歩には連れて行ってもらえない。
30秒で食事が終わるMicからすると、私とPartnerはとにかくだらだらと食べて飲んでいる。
旨そうな匂いはするが、おこぼれを狙っても成果はない。
なにか生産的なことにこの時間を振り向けられないものか。
テレビに興味はないし、読書も書類の整理もできない。
足踏みしてなにかエネルギーを産み出すとか、ひたすら噛むことで酒をつくるとか…。
2 9, 2009 24.犬と暮らす | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
工学系大学で「材料工学」を学んできた大学4年生の息子が、卒論の審査も通ったというので鎌倉に遊びに来る。
で、卒論のテーマは?
う〜ん、説明するのが難しいな。
じゃタイトルは?
「プラセオテツボロンサンゲンフユウシリョウヲモチイタコウソクアッシュクホウニヨルジキイホウセイカハツゲン」
???
日本語にしてくれよ。
「プラセオ(プラセオジウムPr)-鉄(Fe)-ボロン(B)三元浮遊試料を用いた高速圧縮法による磁気異方性化発現」
分からん。
うん、この世界はあまりに専門細分化していて、審査する教授たちもちょっとでも分野が違うと理解できないみたい。
それで卒業できたのか…
昨年3年生3月時に、セラミックス・シリコン等を製造する会社に就職は決まっており、さいわい「内定取り消し」などは無いので、とりあえず卒業・就職決定祝い。
2 6, 2009 20.囲炉裏の愉しみ, 23.日々のなかで | 固定リンク | コメント(2) | トラックバック(0)
今年度から発足した映像デザインクラス2年生集中演習のクロージング。
パペット(人形)アニメーションをとにかく一本作ってみる、という授業で、各自、ワイヤー入りの人形や、物、背景模型などを作り、LunchBox DVを活用して制作。
NHK教育TVなどのパペットアニメーションで活躍されている保田(ぼうだ)克史さんに中心的に指導していただく。
正味2週間しかなかったが皆がんばる。
2 2, 2009 11.教育と学びのデザイン, 12.写真・映像・映画・演劇 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)
iPhone / iPod touch用の青空文庫リーダーはたくさんあるのだが、この「豊平文庫」が今のところ最適。
約8,000にのぼる作品のなかからダウンロードして、JIS第4水準までサポートした縦書きフォント環境(フォントサイズ・紙色変更可)で読める。
中学生時代に岩波文庫(たぶん神西清訳『あかい花』所収)で読み、感動したガールシン『四日間』1867(戦争を扱った小説で未だに最高だと思っている)を二葉亭四迷の名訳で。
同じころ暗唱するほど繰り返し読んだ幸田露伴『五重塔』1892(職人気質を描いてこれ以上のものはない)。
2 1, 2009 14.読書三昧, 33. iPhone/iPad の愉しみ | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック(0)