ハロウィーン
10 31, 2008 06.私の好きな鎌倉の店・その他, 23.日々のなかで | 固定リンク | トラックバック(0)
一昨日青い灯(オバマ支持)対赤い灯(マケイン支持)-SonicLighter/iPhoneで、「場合によって家まで特定されてしまうからだろう、詳細Googleマップとは連動させていない」と書いたが、あっさり連動された。
開発元「smule」の「map」を見ると、「view red/blue map」というモードがあり、それに切り替えると赤と青の様相がGoogle詳細マップまで見られる。
下の由比ガ浜の海の中に青く灯っているのがおそらく私の発信。
GPS検知が200mほど外れている。
10 30, 2008 09.ネットワーク・コミュニケーション, 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ, 34. iPhoneの愉しみ | 固定リンク | トラックバック(0)
予告通りSonicLighterがバージョンアップされ、青い灯(オバマ指示)、赤い灯(マケイン指示)が地球のマップ上に表示されるようになった。
アメリカは、東部、カリフォルニアでオバマが圧倒、中南部は拮抗だがフロリダは青い灯が多い。
ヨーロッパは圧倒的に青い灯で覆われている。パリはここぞと灯している。
日本も青多数。西端石垣島に赤い灯。
北極海氷原で灯り続けていた灯も青に変わった。
前に書いたようにこれは人数ではなく、一人が1秒間灯すと1J(ジュール)としてカウントされる。
場合によって家まで特定されてしまうからだろう、詳細Googleマップとは連動させていない。
米大統領選とSonicLighter/iPhone
パタゴニアの灯-sonic lighter/iPhone
灯火の共時世界「Sonic Lighter」/iPhone
10 28, 2008 09.ネットワーク・コミュニケーション, 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ, 34. iPhoneの愉しみ | 固定リンク | トラックバック(0)
日本で開発されたiPhoneアプリで、つまらないゲームを除いて現状使い物になるのは、唯一「ウィズダム英和・和英辞典」(あ、「ロングマン英和辞典」もあった)、これと同じく三省堂発行の「模範六法(平成20年版)」がリリースされ、私は法学徒でもなく、仕事や生活で即必要になるものでもないが、¥5,400は惜しくなく即ダウンロード購入した。
日本の法律の日本語としての文章の問題や大日本帝国憲法との断絶と連続性、英文との対比等々法律そのものへの関心はあるのだが、それを別にしても、これからの日本のモバイル・コンピューティングにとっての先駆者への敬意と期待を含めている。
で、上記ふたつを制作しているのが、「物書堂(ものかきどう)」というなにか古風な名の会社であることを知った。
リンクをたどると、昔懐かし「EgWord」「EgBridge」のエルゴソフトの開発者メンバーが、今年はじめ同社解散後起こした会社(代表・廣瀬則仁)だという。
「EgWord」等ずいぶん使ったが、コンピューティングの世界でははるか昔のようで記憶が定かでない。
「物書堂の社名は、いわゆる"物書き"の方々のためのソフトウェアを開発したいという思いから来ています。ストレスなくスムーズに動作するエディタやワードプロセッサを開発していきます。
最初はテキスト編集中心のワードプロセッサを発売する予定です。秋に発売できるように開発を進めています。」
とある。
いわゆる日本語のワープロマシンはもちろん、ワープロソフトは、エディトリアル・レイアウトソフト("PageMaker", "QuarkExpress", "InDesign"等)との競合のなかでむやみに多機能化しあいまいになり存在意義をなくした。
しかし、物書きにとって、エディトリアル的レイアウト以前(つまりその機能はいらない)の、元の文章原稿を書き、推敲し、仕上げるのに特化した最適なソフトウェアは今皆無なのだ。
未だにMicroSoft Wordなどという気持ち悪いソフトを標準として使っていて平気で送りつけてくるのは旧態依然とした企業だけ。
物書堂さん、期待し応援します。
物書堂サイト
10 28, 2008 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ, 09.ネットワーク・コミュニケーション, 34. iPhoneの愉しみ | 固定リンク | トラックバック(0)
iPhoneアプリの「SonicLighter」は、ここ3日間、24時間、60分に分けて、このアプリで炎を灯している人をGPSで検知し、地球儀上で(サイトに跳べば詳細なGoogleマップでも)見られるとてもおもしろい試みなのだが、当然それだけではなく、なんらかの意思表示やコミュニケーションに展開する可能性があることは始めから想像できた。
きのうバーションアップし、11月4日に迫った米大統領選、マケインを指示するか、オバマを指示するか、普通の灯をつけるか、という選択が最初に表示される。
マケインを指示するを選択すると灯は赤になり、オバマを選択するとブルーになる。
結果が従来の地球儀上に表示されるかと思ったら残念ながらそこまではいっておらず数値表示のみ。
分布がぜひ見たい。
数日中にまたバージョンアップするというので期待。
10 27, 2008 09.ネットワーク・コミュニケーション, 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ, 34. iPhoneの愉しみ | 固定リンク | トラックバック(0)
由比ガ浜通りにこの店があるのはふだん通っているのでもちろん知っていたのだが、なんとなく女性観光客向け甘味店的な匂いを感じて敬遠していた。
Partnerとの帰り、サザエの炊き込みご飯というのに惹かれて入ってみる。
抱いていたイメージとはまったく違った。
酒もつまみも充実。
青山で「里の味 花ごころ」として5年、鎌倉に越して8年、その間いろいろ試し、全国から厳選した食材の数々と調理はすばらしい。
サザエの炊き込みご飯は、鎌倉坂ノ下にあがったサザエを柔らかく仕上げ、秋田小町、もち米に備長炭を入れて炊き上げる。
竹籠の蓋をはらりと開けると、磯の香りと塩漬けした桜の花の香りがほのかに漂う。
北海道天然昆布と枕崎鰹節からしっかりとった出汁がきいたアオサの味噌汁もうれしい。
10 26, 2008 03.私の好きな鎌倉の店・和食 & 居酒屋 | 固定リンク | トラックバック(0)
学生と話していて「シューカツ」という言葉を初めて聞き「?」となったのはいつ頃のことだろうか。
石田衣良は『非正規レジスタンス - 池袋ウエストゲートパークⅧ』で、ネットカフェで夜を過ごし、携帯一本で登録し呼び出され、今日はどこに行かされ何をやるのかもわからないまま西口公園前に早朝並ぶバスに詰め込まれる日雇い派遣の若者たちの世界を描いた。
一方で、今月出た『シューカツ!』(文藝春秋)では、難関のマスコミ就職をめざす学生たちが就職活動を経て悩みながら成長していく姿を描いている。
欧米では不足があれば採用するというスタイルが普通だが、不定期のキャリア採用に力を入れる企業が増えたとはいえ、日本の特に大企業、そして公務員は卒業時に合わせ一斉に多数の新卒新入社員を入れる、という年功序列ー終身雇用時代の仕組みのままだ。
で、「シューカツ」は3年生の間が勝負となる。
大学3年の春、友人たち7名で「全員合格!」を目指す「シューカツプロジェクトチーム」を作る。
情報交換や各自の状況報告、時には愚痴を吐き出す場でもある。
チーム結成式に模擬的にやってみるグループディスカッション(最近の入社試験に多く採用されている)が興味深い。
個人面接では見えにくい、討議を引っ張る力、大局的な判断力、他人の意見をきく力、協調性、情報発信力、調整力、独創性、積極性など、コミュニケーション能力や論理的な説得力とともに、その集団のなかでどういう役割を選ぶか、などの個性が観察される。
「エントリーシート」「OBOG訪問」「インターン」「受付面接」「圧迫面接」…を通して「働くというのはどういうことなのか」を学生は考えざるをえない。
一連の就職試験で試されるのは個性や人柄だけではない。
底知れず求められる知識、雑知識、教養学力から、「あなたはニューヨーク証券取引所でITバブル崩壊を目撃しました。その場面を英語で日本に実況中継しなさい」などという頭が真っ白になる英作文問題…。
身体的な健康や激務に耐える体力は当然の前提で、精神的なタフネスさはもっと重要だ。
プレッシャーに押しつぶされ引きこもりになる仲間と、自分にもまったく余裕は無いが、かわるがわる励ますメンバーたち…。
そう、「シューカツ」は生きることそのものの凝縮。
10 25, 2008 11.教育と学びのデザイン, 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ | 固定リンク | トラックバック(0)
iPhoneに、英和・和英(ウィズダム、ロングマン)、英英(COD, Cambridge, Merriam Webster, American Heritage, Collins等)、英類語(Roget's II)、仏英・英仏など、十数冊分の外国語辞書アプリを入れてある。
入れてはいないが、英語を介せば、スウェーデン語、ハンガリー語、スロバキア語、ポーランド語、スワヒリ語等々の「マイナー」な言語の辞書もある。
紙の辞書にしたらたぶん30〜40Kgの重さになるだろう書棚一段分以上のものが、手の平のわずか133gの中にあり、いつでもどこでも利用できるというのはすごいことだ。
紙の辞書の良さに加え、発音の再生や関連語へのジャンプ等もある。
辞書の改訂・新版は買い直すしかないが、アプリはバージョンアップが自動的に検知され、無料でダウンロードできる。
将来的には、収納している辞書の串刺し検索のフロントアプリも出てきてほしい。
日本語関係はまだこれから。
開発元、プログラマーさんがんばって。
10 24, 2008 34. iPhoneの愉しみ | 固定リンク | トラックバック(0)
iPhone用のアプリ『キク★英単語【初級】』(アルクの『キクタン【Basic】4000』を収録)を使ってみて実に懐かしかった。
中味は中学で習うレベルの基本英単語1120語を、発音、例文も含めていろいろな角度から復習できるもの。
「Advanced6000」や「Super12000」版が楽しみ。
懐かしかったのは、私自身が中高生のころ使ったかどうか記憶があいまいだが、参考書の暗記すべき答えの部分が赤字で印刷されており、赤いセルロイド板を載せるとその部分は見えないという、まあアナログな仕組みを再現しているところ。
十年くらい前までは中高生が電車のなかで使っていたような覚えがあるが、最近はもっぱらおしゃべりか化粧直しか携帯操作で、参考書を見ながら勉強する姿は絶滅危惧種となった。
10 23, 2008 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ, 34. iPhoneの愉しみ | 固定リンク | トラックバック(0)
武田泰淳の名著『政治家の文章』(1960/岩波新書)を読み返すまでもなく、戦前から戦後ある時期までの日本の政治家は、主義主張の違いはあれ、まがりなりにも「弁論」の伝統にのっとり、発することばと演説の文章には最大限配慮し、内実と格調を重んじていただろう。
だからこそ作家の「批評」の対象にもなりえた(最近の「首相」たちの文章は皆ゴーストライラーによるものだから、内容的な批判は別にして、文章的な批評の対象にはまったくならない)。
この間の日本の首相たちが発することばの「存在の耐えられない軽さ」はどうよ。
ワンフレーズで何か自信を持って断定しているようにみせ、内容は別にしてかっこいいなどと惑わせた小泉、まったくことばが空疎だった安倍、慇懃無礼の他人事ことばの福田、を経て今度は「なんとなく」「なんてえの」「なんか」とあいまい、非論理、逃げをうつ麻生ときた。
朝日新聞(10/16朝刊)「“何となく”口癖なんです」という記事。
首相就任から3週間での答弁や取材のなかで「なんとなく」「なんてえの」「なんか」がなんと80回を数えるという。
例をみると唖然とする。
ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さんとの会話:
「なんてえの、ますますこういったなんてえの、素粒子の理論とか…」
「なんとなく、なんとなく、勉強とか、なんとなく物理とか、なんとなく難しく考えないで、なんか夢を持ったり…」
同じく小林誠さんとの会話:
「なんとなく若い人がちょっと夢がないような話が多いんですけれども、なんとなくこういった地道な研究を頂いた方がノーベル賞なんていうものになりますと、地道に研究した成果がなんとなく努力が実ったみたいな感じがして…」
就任から一夜明けて:
「改めてなんとなく付いてくる人も多いし、大変やなと改めて責任の重さみたいなものを強く感じた」
ここの「なんとなく付いてくる人も多い」は期せずして唯一適切な使い方に結果としてなっている。
しかし責任の重さ「みたいなもの」で馬脚をあらわす。なぜ「責任の重さを強く感じた」と断定できないのか。
地球温暖化問題に関連して:
「明らかに、なんとなく我々のまわりに大きな変化が起きている」
な〜に、これ。
「明らかにー起きている」のか?
「なんとなくー起きている」のか?
麻生は外務大臣を経験しているのだが、こういう余分を心得て省くお抱え専任の手練れ同時通訳者とともにでないととてもではないが外国には出られない。
もし、言葉通りに通訳するものしかいなかったら、somehow(どういうわけか、理由はわからないが)とかvaguely(漠然と)とかがそこらじゅうに入ってきて、聞いているものは何を言いたいのかまったくわからなくなるだろう。
以前書いた学生や若い世代の断定を避けることば状況(「みたいな」「とか」「かも」「かな」「語尾上げ?」)は政府や国会にまで蔓延している。
明確な政治理念を持っていないこと、責任回避への逃げの現われでもあるが、政治家に絶対的に必要な明晰明解な言語コミュニケーション能力にこれほどまでに致命的な欠陥を持った人を首相としている私たちの悲惨を想う。
10 17, 2008 08.ことばとコミュニケーション・文字・タイポグラフィ, 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ | 固定リンク | トラックバック(0)
今日発売された新しいMacBook Proを渋谷Apple Storeで購入。
15.4インチ、メモリー4GB、ハードディスク320GB。2.49Kg。
本体、ディスプレイとも1枚のアルミニウム板から削り出された継ぎ目のないユニボディが技術工芸品としてほれぼれするほど美しい。
蓋を開けるための窪みも数百種類試されデザインされたという。
これまでのペナペナして浮き上がったり剥がれたりしたキーも、削り抜いたボディと一体となった。
ガラス製のトラックパッドは広くなり、クリックはどこでもできるように一体化され、iPhone、iPod toutchと同じように指でのスワイプ(拡大表示)、ピンチ(縮小表示)ができ、まだ試していないが回転や「4本指スワイプ」だのという技もあるらしい。
1枚ガラスを通したLEDバックライトディスプレイは明るさとクリアーさが抜群。
10 15, 2008 23.日々のなかで | 固定リンク | コメント(3) | トラックバック(0)
デザイン学科の卒業生、照井正邦くんは在学中からイラストを描き続けてきた。
今週の週刊朝日(10/24号)の「山藤章二の似顔絵塾1346」に、彼が描いたサルバドール・ダリの似顔絵が掲載されている。ダリの代表作『記憶の残滓』を摸したもの。
何回か選ばれているはずだが右ページに掲載されるのは初めて。
ひたすら描き続けてほしい。
10 15, 2008 07.デザインの世界 | 固定リンク | トラックバック(0)
ロサンゼルスに住む中学高校以来の友人が、心臓・腎臓同時移植という大手術を無事に乗り切り、LA郊外の自宅に戻った。
もちろん、最低半年は療養し、体力の回復と、感染症、生体拒絶反応等にも備えなくてはならない。
昨年末から腎臓の状態が急激に悪化し、以前から悪かった心臓も連動した。
残されたのは腎臓移植しかないといわれ、それに備え心臓ペースメーカーを入れる手術をしたのだが、これもおもわしい結果にならず使用を停止した。
アメリカでは腎臓移植には平均5年間は待たされるという。
体力がそれだけ保つとは思えず、心臓・腎臓同時移植をする決意をした。
その方が待機優先順位がぐっと上がる。
先月下旬、おりよくドナーが見つかり、10時間を超える大手術にのぞんだ。
術後、手術チームから「8月の最初の心臓内視で、もう死んでいてもおかしくないほどひどかった」といわれたという。
アメリカはとんでもなく医療費は高い。
心臓ペースメーカーだけで3,000万円。今回はそれに倍する費用かもしれない。
保険である程度はカバーできるといっても、仕事への復帰もまだ目処はつかない。
NYの池田菊衛くん(Tokyo String Quartet)や、ブルックリンに1年間遊学し、帰りにLAで彼に会ってきた「不良中年」、いつもの飲み仲間の悪友たちで同級・同期生たちに呼びかけ、一月ほどで百万円ほどカンパを集め、たいして足しにならないことは分かっているが支援の気持ちとして送金した。
彼からのメールから:
毎日、死と向かい合っていた時、私ばかりか家内までも、四十数年も会っていない、開成の仲間の皆様のご好意と友情に励まされ、勇気を頂いたことに、感謝する言葉が見つかりません。
これから、少なくとも半年は自宅療養になります。
腎臓移植と違い、心臓移植患者の平均生存年数は現在十年だそうですが、これからの十年は、贈られた第二の人生と思い、開成の皆様のご好意を無駄にしないよう、まず健康になり、悔いのないものにしたいです。
10 14, 2008 19.食と農、健康と病, 23.日々のなかで | 固定リンク | トラックバック(0)
アンビエント音楽(Ambient Music)の先駆者、ブライアン・イーノ(Brian Eno)がミュージシャンでソフトウェア開発者でもあるピーター・シルヴァース(Peter Chilvers)と作ったiPhone用アプリ「Bloom」(10月5日リリース)に感動する。
タッチすると、スクリーン上の場所によって、ピアノ的鍵盤の透き通った高単音から、ドゥーンというベースたちが調音しているような低音まで発し、スクリーンにはその場所から水玉が拡がりフェイドアウトしていく。
低音はiPhoneのスピーカーではほとんど聞こえないので、できるだけいいヘッドフォーンかスピーカーシステムにつないで聴くべき。
Bang&Olufsenのヘッドフォーンで聴いたら、通奏低音のような音もはっきりし、本体だけで聴いたときとはまるで印象が変わった。
それぞれの音は徐々に弱まりながらも何回か再現し、パターンが現われ、ループして重なり合っていく。
重なり合っていっても決して汚くは聞こえないのがすごい。
ひとわたり終わったはずと思うとまたループが始まるが最初とは微妙に異なり生育発展(evolve)していく。
途中で手を入れればさらに分岐、変化する。
「アンビエント(Ambient)」 とは「周囲の」「環境の」というような意味だが、「環境音楽」と日本語にすると、どうもイージーリスニングの一種のように思われがちで、イーノがめざした、たとえば特定のモニュメントと分かちがたく結びついた音楽とか、その場所に音楽がアトモスフィアを積極的に意義づける、というような音楽思想、あり方の新しい意味が抜け落ちてしまう。
生育・開花を意味する「Bloom」には、演奏者と聴衆(じかに、あるいはオーディオを通して)という両端の軸ではなく、自分がきっかけを与えながらその場に生育していく音楽と環境を楽しみ共有するという画期的なものを感じる。
※YouTubeに「Bloom 」やイーノの代表作『Ambient 1: Music for Airports』(1978)などはいろいろアップされています。
10 13, 2008 13.音楽の楽しみ, 34. iPhoneの愉しみ | 固定リンク | トラックバック(0)
尾崎康先生が私たち開成中学2年6組クラスを担当されたのは、1961年から62年にかけてのことで、まだ26歳の慶應義塾大学院生だった。
一方で奨学金を受けながら、給料をもらっていたという。
開成で教えたのはわずか2年間で、クラスを担当されたのは私たちのクラスのみ。
古代中世東洋史が専門で、歴史を教えられた。
教科書とは別に、毎回熱心に達筆のガリ版刷りレジュメを作られた。
私のその後の歴史への関心の芽はこの授業で作られたと思っている。
後、慶應で定年まで教授を勤め、帝京大学でも教えられた。
宋代を中心とした漢籍書誌学では世界的な権威であり、主著『正史宋元版の研究』(汲古書院/1989)は今中国語への翻訳が進められている。
古代中世の漢籍は、大陸では引き続く戦乱、そして文化大革命の破壊にあい、留学僧によって鎌倉時代に日本にもたらさられたものの方がよりよく残っていることがあるという。
永年にわたって蒐集された貴重な文献資料は杭州の研究所に寄贈され「尾崎文庫」として研究者に提供されている。
74歳になられた今もお元気で、中国語版の校閲、美術展やコンサートめぐり、好きなお酒を愉しまれている。
10 12, 2008 23.日々のなかで | 固定リンク | トラックバック(0)
例えてみれば(というか、現実にこういう方もいるだろうが)、老後のためになけなしの貯金と退職金で長年勤めてきた会社の株や優良とされる株に1年前1,700万円投資し、安心していた人が、ここ1ヶ月たらずのうちにその資産価値が800万円と半分以下になってしまい、売るに売れないというような状況になっている。
iPhoneの株価アプリのアイコンにはジグザグながら少し右肩上がりのグラフが描かれているが、ここ一ヶ月でのアメリカの金融システム崩壊、信用収縮から、世界同時株安、世界恐慌への連鎖が始まっている。
ハイリスク・ハイリターンで荒稼ぎし、ハイリスクの方を誰も未だに正確に把握しきれないほど世界中に拡散させてきた「カジノ資本主義」の「強欲のツケ」が巨大な引き金となった。
市場原理、自由競争とそのための規制緩和という新自由主義と、ドルを基軸としたアメリカ主導のグローバリゼーションが音をたてて崩れ始めている。
「大きすぎてつぶせない」ようにするしか策がなくなった大企業への膨大な公的資金(税金)による「救済」と、泥沼のイラク・アフガニスタンをはじめとする「対テロ戦争」戦費、巨額の累積財政赤字、Big3でさえ政府に泣きつかざるをえない経済の空洞化、雇用の悪化等のなかで、アメリカが遠からず「財政破綻国家」に転落する可能性が現実味を帯びてきている。
特に小泉以来「構造改革」と称してこれに追従してきた属国日本は「追従のツケ」を払わねばならなくなった。
アメリカの国債を世界一買い込んで(買わされて)いる日本は、これが紙切れ同然になるまで一蓮托生で後生大事に持ち続け、同じく「財政破綻国家」の仲間入りをするか。
麻生の「景気回復」「経済成長」などというお題目は単なる弥縫策にすぎない。
今までの「景気が良くなればいいというようなあり方」「輸出主導のいびつな日本経済の実体・中味」と「経済成長しなければという脅迫神話」「アメリカや世界との関係のあり方」などが根本的に問われている。
私たちひとりひとりは生活を守るため、これまでの価値観を見直し行動していくほかはない。
10 10, 2008 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ | 固定リンク | トラックバック(0)
sonic lighterでこれまで見た中ではニュージーランドが一番南の灯だったが、南アメリカ最南端パタゴニアのフエゴ島(マジェラン海峡の南、ホーン岬はここの南端)に灯がともった。
南緯55度くらい。人口5万余のリオ・グランデ(Rio Grande)。アルゼンチンに属する。牧羊と羊毛加工で発展し、北部などから労働者が流入しているらしい。
南極大陸にいつ灯るか。
着火(発信)するのはiPhoneのsonic lighterでないとできないが、点火状況と詳細マップは、smuleサイトのmapで見られる。
sonic lighterの過去記事
灯火の共時世界「Sonic Lighter」/iPhone
10 6, 2008 34. iPhoneの愉しみ | 固定リンク | トラックバック(0)
鎌倉坂ノ下の御霊(ごりょう)神社は頼朝の幕府開府より1世紀ほど前、平安後期には創立されたという。
当時の関東は、大庭、梶原、長尾、村岡、鎌倉のいわゆる関東平氏五家が割拠しており、当初はその五家の先祖を祀る「五霊」神社として建てられ、その後「御霊」に変わり、もっとも武勇の誉れ高い鎌倉権五郎景政を祀るものとなった。
そのため俗に「権五郎神社」「権五郎さん」と呼ばれる。
鳥居の目の前を江ノ電が通り過ぎる。
老母の新作、御霊神社「面掛行列」の人形。
奉納されて、社務所に飾られている。
これらの面の起源は古く、古代インドで創作された「伎楽」と呼ばれる仮面劇の面が元になっているという。
インドから東南アジア、シルクロード、南シナ、朝鮮を経て奈良時代にもたらされ、仏教布教のために盛んに上演された。
経路からして、面にはさまざまな民族の風貌が残されている。
一番面から十番面まであり、「爺」「鬼」「異形」「鼻長」「烏天狗」「翁」「火吹男(ひょっとこ)」「福禄(ふくろく)」「阿亀(おかめ)」「女(とりあげ)」。
御霊神社の、南極星の化身で頭が長く長寿・家禄永遠を司る「福禄寿」が鎌倉・江ノ島七福神のひとつとされる。
10 4, 2008 01.私の好きな鎌倉の風景, 10.美術工芸 | 固定リンク | トラックバック(0)
ライターの炎を摸したiPhoneミニアプリはたくさんあるのだが9月15日にリリースされた「Sonic Lighter」(99セント=115円)が圧倒的におもしろい。
バーチャル・ライターとしては、フリントをこすると着火、例によってiPhoneを傾けると炎も傾き、タップにも反応する、スクリーンの端にかかるとチリチリと焦げる音がして煙が出、下から息を吹きかけると(マイクがひろって)火が消える、等のギミックとともに、他人のiPhoneのSonic lighterに火をつける(スピーカーを通じて)こともできる。ちょっとした聖火リレー。
パーティーやコンパの余興手品みたいだが、YouTubeにはあちこちで着火しあうさまが投稿されている。
しかしこのアプリの最大の特長はそういうところにはない。
地球のアイコンをタップすると地球の球体図(拡大縮小・回転可)が現れ、「days」「hours」「now」 別に火を灯している人のいる場所(GPS機能による)が示される(上右の青い輪が私)。
開発元Smule社サイトのMapでは「3日間」「24時間」「60分」となっているのでそれに対応しているはず(サイトのMapの方はGoogle Mapと連動して詳細まで拡大できる)。
この3日間を見る。
日本では北は旭川、根室、南は沖縄宮古島。
サイトの方でMapを拡大して見ると、鎌倉では私だけのよう。
GPSがちょっとずれて由比ガ浜の波打ち際に炎があがっている。
あ、大船駅と鎌倉女子大そばに灯った。
右の表はこの3日間の上位都市。
東京、横浜、パリ、LA、NY、SF、サンノゼ、ロンドン、マドリード、バルセロナ…。
3067などの数値の単位はキロジュール。
1ワットx1秒が1ジュールだから、たぶん一人が1秒灯すと1ジュールという計算だろう(infoに自分の積算ジュール値が表示される)。
え〜と、東京はこの3日間でのべ852時間灯されていたことになる(ユニーク人数が分かるともっとおもしろい)。
東アジアを見ると、ウラジオストック、ソウル、北京、上海、香港、マカオ、台北。
東南アジアでは、ハノイ、ダナン、ホーチミン、バンコック、クアラルンプール、シンガポール、ジャカルタ等。
西ヨーロッパやアメリカは山火事だらけのよう。
iPhoneの普及範囲とも重なり、世界経済の一面での縮図でもあるが、旅行・出張者や船員などが使っていることもあるだろう。
北極海のど真ん中にも灯りが見えた