息子とMic
「犬の散歩は運動です。トイレは家でがマナーです」などと、犬のことをまったく分かっていない市役所のお役人が作った表示があちこちにある(これは犬のことがわかっていないという以前に、近代の「運動」がもたらすとされる「健康」概念とか「清潔」思想が背景にある)。
排便に関して言えば、動物は巣の安全のために、巣のそばでは排便しない。
散歩で解き離れたとき安心して排便するのだ。
Micにとって散歩のなかでもちろん「運動」はするが、その意味合いはとても小さい。
身体的な運動が必要だと感じたらリビングの中でも駆け回っている。
彼にとっての散歩とはまずは「嗅ぎ回る」ことであり、人間にとっての生理的排泄作用(トイレに行く)などとはまったく異なるマーキング行動としての特定の場所に小便をひっかけることであり、もともと群れでの社会的生活が本性であるため他の犬たちと交歓・コミュニケーションすることであり、それらの行動を通して彼にとっての世界を拡げ、日々更新し確認することこそが「散歩」の最大の目的であり意義なのだ。
大学が冬休みで遊びにきた息子と由比ガ浜で。

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