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2007年11月30日

岩波窵寘文庫の復刻

子どもの頃、父や当時同居していた叔父の本箱にたくさんの「岩波窵寘(写真)文庫」があった。
64ページほどの背のない中綴じで、モノクロなのだが表紙左にポイント的に使われている赤帯が効果的な目印となっている。

写真家、名取洋之助(1910〜62)が編集に携わり、戦前ドイツで学んだ記録・報道写真や編集的コンテクストを持つ「組写真」の技法を取り入れることによるメッセージ性、伝達性を強めたつくりで、小学生のころ、難しい文章はわからなくとも、写真を見ているだけで知らない世界が拡がって楽しく、家にあるものにはすべて目を通した。

その後、中学高校の図書館で読んだものや、自分で買ったものを含めれば、1950(昭和25)年から58(昭和33)年まで刊行された286冊には、たぶんほとんどすべて触れていると思う。

今では一冊も手元にはなかったのだが、先頃、画家・作家の赤瀬川原平セレクション10冊が復刻出版されさっそく購入。

『汽車』『南氷洋の捕鯨』『蛔虫』『ソヴェト連邦』『馬』『戦争と日本人ーあるカメラマンの記録ー』『石炭』『一年生ーある小学教師の記録ー』『自動車の話』『日本ー1955年10月8日ー』。


何十年ぶりかの再会をじっくり楽しみたい。

あわせて『戦後腹ペコ時代のシャッター音ー岩波写真文庫再発見』(赤瀬川原平・岩波書店)も。

11 30, 2007 12.写真・映像・映画・演劇, 14.読書三昧 |

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