今朝のおはよう-75 メドゥーセージ
今年も鮮やかな濃紫の花を咲かせ始めた庭のメドゥーセージ。
ガラニティカ・セージが正確な名らしい。
『ヘンリ・ライクロフトの私記』(ジョージ・ギッシング/平井正穂訳/岩波文庫)よりー
「私は喜びの瞬間の数々を思いだす。開いた一つ一つの花を見つけたり、一夜にして緑におおわれて芽ぐむ枝をみて驚いたりした、あの喜びの瞬間を思いだす。『りんぼく』の枝に初めて雪のように白い花が輝くように咲いたのも私は見逃さなかった。見なれた土手の近くで、早咲きの桜草を私はいつも注意した。その叢の中でアネモネを見つけたものだ。『きんぽうげ』で黄金色に輝く牧場、『りゅうきんか』で照り輝く窪地など、長い間私の目をとらえて離さなかった。『ねこやなぎ』が銀色の柔毛をもった玉で照りかがやき、金粉できらきら光るのも私はみた。こんな平凡な光景も、見るたびごとにいっそうつのる驚異の念をもって私の心はうたれるのである。これらも再び去っていった。いよいよ夏かと思うと、不安の念は喜びの念とまざりあってわが心に生じてくる」
6 27, 2007 18.花・木・野菜・生きものたち, 26.今朝のおはよう | 固定リンク
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