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2005年06月10日

映画「TAIZO」+高山広「TAIZO〜1人芝居」

050610taizo

浅野忠信主演の『地雷を踏んだらサヨウナラ』(1999)を製作した奥山和由が再び一ノ瀬泰造をテーマに製作した映画『TAIZO』(監督・中島多圭子)と、高山広さんが泰造を演ずる一人芝居を観る(ニッポン放送ビル・ファンタスティックシアター)。

一ノ瀬泰造は私と同じ1947年生まれ。佐賀武雄市育ち。70年日大芸術学部写真学科卒業。72年1月、印パ戦争下のバングラデッシュ収容所で食べ物もなくただ死を待つだけの子どもたちの姿に衝撃を受け、以後動乱のカンボジャ、ベトナムで戦火、戦禍、と子どもたちを撮る。
73年11月、当時「西側」の者は誰も近づけなかったアンコール・ワットへの潜入を図り、クメール・ルージュ軍に捕捉される。1週間後に処刑。26歳になったばかりだった。

映画には、書簡、日記と写真を中心に編まれた『地雷を踏んだらサヨウナラ』(講談社文庫)に描かれている泰造が世話になったカンボジャの町のマダムや子どもたちや、結婚式を撮った親友の先生(ロン・ノル派により処刑)の奥さんや、2万コマのネガを焼き続け
『もうみんな家に帰ろー!—26歳という写真家・一ノ瀬泰造』(窓社)も出版させた母信子さんの息子へのひたむきな愛が描かれる。

高山さんの20分の一人芝居は、「命を賭けてでも撮りたいものがある。たとえ命を落としても私は幸せだ」というある意味無鉄砲でがむしゃらに進み散っていった一ノ瀬泰造という存在がわれわれにどういう意味を持っているのかを問うものだった。
この現実を、知らない人々に伝えたい、伝えたい……そして子どもたち、俺みたいになりたいなんて言ってはいけない、おまえはおまえだ、たくましくそして誠実に生きろ……

6/14-15-16にまだあり、7/31-8/27には渋谷のUpling Factoryで公開。
「TAIZO」オフィシャルサイト

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終演後有楽町ガード下で。

6 10, 2005 12.写真・映像・映画・演劇 |

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