『池袋ウエストゲートパークV 反自殺クラブ』(石田衣良)
マコト健在。もちろん氷のようにクールの極致のGボーイズの王様もサルも吉岡刑事も、そして調子のはずれたたお袋さんも。
スーフリをもっと悪質にしたような学生崩れ風俗スカウトを叩きのめし、土地詐欺を駆け抜けるミュージシャンに脱帽、スウェットショップを背景にする日本企業を中国娘と追いつめ、集団自殺をネットを通じてプロデュースする暗部をうんざりしながらえぐり出す。
今回は、中国の過酷な低賃金労働を背景にした超人気人形製造企業をGガールズがコケにする「死に至る玩具」が秀逸。
ホルストの「惑星」はともかく、マコトがアルバン・ベルクの「ヴォツェック」を聴いているのがなんともいえない。
高校生の頃、徹夜して並んでベルリンドイツオペラの「ヴォツェック」の券を買って舞台を観たことを想い出す。
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://radical-imagination.net/mt/mt-tb.cgi/2169
この記事へのトラックバック一覧です 『池袋ウエストゲートパークV 反自殺クラブ』(石田衣良):

コメント