毘沙門(鎌倉長谷)-1
鎌倉大仏の裏手は両側が山となっていて長谷大谷戸(おおやと)と呼ばれる閑静な住宅街だ。30年ほど鎌倉裏駅近くで営業してきた和牛ステーキ・しゃぶしゃぶ専門店『毘沙門』が昨年1月からこの奥にある自宅を改装して夫婦でやっている。
普通の住宅だから知り合いの家を訪ねるように玄関でチャイムを鳴らし、靴を脱いでスリッパをはき、20名ほど席のあるリビングに通される。一角が仕切られて調理場にされており、ご主人が鉄板に向かう。谷戸の緑が庭になっている。
仕入れる牛肉は価格を一定に抑えるために相場によって替わる。米沢牛、仙台牛、熊本黒毛和牛など。
きょうのサーロインは宮崎黒毛和牛。上質の脂がしたたっている柔らかい切り身を、からし醤油かポン酢に付け、ご飯、味噌汁と和風に食する。
ところで、BSEを契機に昨年成立した「牛肉トレーサビリティ法(牛の個体識別のための情報管理および伝達に関する特別措置法)」は、まず生産〜屠畜段階で施行されていたが、今年の12月1日から流通〜販売段階にも施行される。
販売店はもちろんだが「特定料理提供業者」(焼肉・しゃぶしゃぶ・すき焼き・ステーキを扱う飲食店)にも適用される。
これらの店では店舗の見やすい場所に、その日提供している料理に使っている牛肉の個体識別番号またはロット番号を表示しなければならない。
牛の個体識別情報検索サービスサイトにアクセスして、たとえばご主人から教わった10桁の番号を入力してみると、この日食べたステーキ肉は平成14年3月12日生まれの黒毛和種の去勢雄、宮崎県児湯郡川南町の荒瀬義晴さんによって飼育されたもので、今年9月17日に都農町のミヤチク都農工場に搬入、同日屠畜されたものであることが分かる。
携帯にも対応するようになると、焼肉を食べながら客が個体識別番号を入力して確認するなどという光景がみられるようになるのかな。
11 1, 2004 02.私の好きな鎌倉の店・和食 & 居酒屋 | 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://radical-imagination.net/mt/mt-tb.cgi/2040
この記事へのトラックバック一覧です 毘沙門(鎌倉長谷)-1:
コメント