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2004年08月05日

「おばあちゃんの家」(イ・ジョンヒャン/韓国/2002)

040805obachan

※写真はクリックすると拡大表示されます

『おばあちゃんの家』(イ・ジョンヒャン/韓国/2002)を衛星TVで観る。

ソウルで働く母親(とうに夫あるいは男とは別れている)が、職探しの期間、7歳の息子を山村に一人で住む老母のもとに預ける。その2ヶ月の間の老母(少年にとっては祖母)と少年の話だ。
バスが一日たぶん二、三回しか行かないひなびた山村(韓国中部の忠清北道・永同=ヨンドンが実際の舞台だという)。
おばあちゃんは口がきけず、また多少は読めるのかもしれないが、ハングルを書くこともできない。わずかな野菜を作り、ときに町の市場で売って暮らしている。
都会育ちの少年は、おばあちゃんを馬鹿にし、なにもない田舎の生活を嫌い、ゲーム機に遊びふけり、部屋に入ってくる虫におびえ、祖母が工面して作った鶏肉をケンタッキーチキンじゃないとだだをこねる。
このあたりは日本でもまったく同じだろう。
おばあちゃんは少年のわがままにまったく厭な顔をせず、ひたすら少年のために自分のできることをする。少しずつ少年の心が開いていく。

出演者は、数本のCM出演経験はある少年サンウ役(ユ・スンホ)を除いて、すべてこの山村の住民だそうだ。
このおばあちゃん(キム・ウルブン=当時77歳)が実にすばらしい。
彼女は映画に出たことはおろか、映画を観たこともないという。
「演技」ということも知らない。生活がそのまま撮られ演技となっているかのようだ。
「亡くなったおばあちゃんの深い愛情に感謝する作品をずっと撮りたかった」という女性監督イ・ジョンヒャンが彼女を運命的に見出したとき「世界のすべてのおばあちゃんたちに捧げる」この作品の成功は保証された。
映画史上「老婆・おばあちゃん」ベストテンをやったら必ずノミネートされるだろう。

母のもとに帰っていく少年がおばあちゃんのために書いた絵入りのハングルカード(ちょっとした手紙書き方指南)が感動的だ。

8 5, 2004 12.写真・映像・映画・演劇 |

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コメント

トラックバックありがとうございました。
あの映画を観て、「世界のすべてのおばあちゃん
たち」の一人でもあるワイフは、とても感動
していました。

soroも、おばあちゃんの深い愛情に感動し、
キム・ウルブンさんのようなおばあちゃんを探し出して
*istDで写させてもらいたいものだと思って
います。(^^)

soro^^ ~ | 2005年01月18日 09:30

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