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2004年07月03日

Kanon Concert Gallery (鎌倉長谷)

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※写真はクリックすると拡大表示されます

長谷観音前の信号のそばに昨年5月オープンした「Kanon Concert Gallery(カノンコンサートギャラリー)に行く。
即興ピアニスト、ミエコ・カノンさんがご主人とやっている。

関東大震災の翌年1924年(大正13年)に建てられた民家を改築し、1階がギャラリー、木の急な階段を上った2階がカフェになっている。

長谷観音の参道が見渡せるテラス席で「カノン鶏飯コース」を食べる。
これはミエコさんのお祖母さんの出身地・奄美大島でもてなしの席などで供されるという。遠く鎌倉の地で郷土の食文化がこのような形で受け継がれるというのはとても好ましいことだと思う。
「かまくら楽食日記」でお馴染みの井上智陽さん(大町在住)の楽しい解説付きイラストがメニューになっている。たぶん「楽食日記」の続編(今その2まで出ている)に載るだろう。

食前酒は奄美の邯鄲(カンタン)ワイン。
具は、比内鶏の胸肉、フキとキクラゲの佃煮、奈良漬け、錦子卵、パパイヤの味噌漬け、胡瓜、海苔、紅生姜。
じっくり時間をかけて鶏ガラを煮出し、塩、昆布、鰹節で整えた澄んだスープが右のポットに入っている。

どうするかというと、ご飯の上に具を載せ、たっぷりと熱々のスープをかけて食べるのだ。
旨いものを食べたときのTVのコメンテーターの表現力の無さを日頃嗤っているが、自分も同じ状態になる。
「幸せになる滋味」とでも言おうか。
ミエコさんがピアノの調べを聴かせながら黒糖を使って煮た大粒の紫花豆「カノン祈り豆」もありがたく頂戴するという気持ちになる。もちろんおいしい。
食後に出される冷たいハイビスカスティーが口中の脂を洗ってくれて爽やかだ。

店内には、私も実際に絵を描くところを拝見したことがある、乾敏夫さんの流鏑馬の絵(昨秋来られて描かれたそうだ)や藤沢在住の万華鏡作家・田村慎一さんのさまざまな万華鏡(コンピュータ・グラフィックスなど目じゃないぞ)なども置いてあって楽しめる。

テーブルの真ん中は吹き抜けにしてあって、時折下でミエコさんが奏でるオールドヤマハのピアノの即興が2階にも拡がるのだ。

【追記】
カノン・コンサート・ギャラリーは、残念ながら2004年11月で閉じられました。

7 3, 2004 02.私の好きな鎌倉の店・Cafe & Bar |

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