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2004年06月17日

気を付け(起立)ー礼の廃止

韓国ソウル市の教育庁が、小中高での授業開始時および終了時に教師に対して行われている「チャリョ(気を付け)」「キョンレ(敬礼)」(これは座ったまま行われる)の号令を廃止する運動を始めたそうだ。
YahooNews/九州ニュース/西日本新聞

「自由で多様な価値観」を重視し、学校現場での権威主義的習慣を排除することを目的とする。

日本の「文部科学省」は少しでもこれに学ぶか。

「気を付け」ー「礼」が韓半島でどのように行われるようになったのか。
言うまでもなく(といっても今の若い人にとってはあまり言うまでもなくではないと思うが)、朝鮮を植民地支配し「臣民化」しようとしての「教育」を行った大日本帝国が持ち込んだものだ。

日本でいえば「起立」ー「礼」。
私の大学でもふだん授業でそうしている教員はいないと思うが、入学式、卒業式では誰も不思議には思わずまったく当たり前のように行われている。

ものごとには始まりがあり、それを徹底的に検証すると「日本の伝統」とか「昔から行われている」などと称していることがらがことごとく近代(特に明治時代)になってから創作(捏造)されていることがわかる。
たとえば、「万歳三唱」などということがどのように「創られた」かについて牧原憲夫氏(東京経済大学)の「万歳の誕生」という素晴らしい論考があるが、また別の機会に紹介したい。

「起立」ー「礼」については江戸時代まで行われていなかったのはあきらかだから、明治の大日本帝国「臣民」の創成期に国家権力の末端としての学校のために「作られた」のは確かだろう。また「軍隊」の形成とも連関しているだろう。
どなたかの研究があるならぜひ読みたい。

6 17, 2004 15.社会・政治・思想・歴史そして世界へ |

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