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2004年06月17日

CDウォークマンのデザイン

母のために買った CDウォークマン(D-EJ700)が届いた。

CDウォークマン(類似の商品を含む)について実は私はよく知らないし、あまり関心が無かった。
移動しながら、あるいはどこでも好きな場所で音楽を聴くという志向性がないからだろう。
移動(私は車の運転をしないので電車の中)するときは、読書かノートパソコンでの作業と決まっている。
音楽は生演奏(演奏会・ライブ)か、好きな時に家のAV装置で聴くという「古い」スタイルから抜けられない。

それは別として、この届いたCDウォークマンを見ると良くできた製品だ。これだけのものがわずか8000円ほどで買えるというのは、日本経済の歴史的成果でもある。
「プロジェクトX」的な初代から改良に次ぐ改良が重ねられたのだろう。

しかし今後の課題としては、たぶん「ユニバーサルデザイン」に関わることだ。

老母にそのまま渡しても、まず確実に使うことはできない。
私にしても、マニュアル的図解を読んでも充電池の入れ方にしばらくとまどった(「電池ぶたを開ける」という説明と図が整合していない)。
また、本体とリモコンのインターフェイスは、目の悪い私の老母にとっては表記がほとんど読み取れず「やさしく」ない。
そもそもなんですべてが英語表記なのだ(これは輸出仕様ではない)。
老母に対しては「とにかくここを押せばいいから」としか私は言いようがないと思う。
表面的に「スタイリッシュ」にすればいい、ということではないはずだ。
大正生まれの人にイヤホンの「R」「L」を改めて説明しなければならないことをデザイナーは考えに入れているか。

これは若い人向けの製品ですから、というならそれでもいい。
しかしそれは自ら可能性を閉ざすことだし、その意味で「デザインする」ことの放棄だろう。

6 17, 2004 07.デザインの世界 |

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